【市役所インフォメーション】お知らせ(2)

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■「令和5年度　決算の概要」をお知らせします
昨年12月の市議会定例会で令和5年度の決算が認定されました。皆さんが納めた税金や国、県からの補助金などが、どれくらい入って、どのように使われたのか一般会計を中心にお知らせします。

○令和5年度一般会計
歳入合計：333億4,165万円
歳出合計：323億5,864万円

令和5年度の一般会計の歳入は333億4,165万円、歳出は323億5,864万円となっています。歳入・歳出差し引きは9億8,301万円で令和6年度へ繰り越した事業の財源となる5億7,500万円を除いた4億801万円が実質の黒字額となります。歳入、歳出額を前年度と比較すると、それぞれ5億23万円(1.5%)、3億2,811万円(1.0%)の減となりました。

■歳入
一般会計の歳入(グラフ(1))は、市税や使用料などのように市が自主的に収入することができる財源(自主財源)と、地方交付税や国・県支出金など国や県により定められた額を交付される財源(依存財源)に分けられます。自主財源が多いほど市の自主性と安定性が確保されます。
対馬市の自主財源は69億3,647万円(20.8%)で、なかでも収入の柱であるべき市税は30億7,271万円(9.2%)にとどまっており、市民一人あたりでみると11万2千円となっています。
依存財源では、地方交付税が142億4,733万円(42.7%)で最も大きなものです。次いで国庫支出金48億4,574万円(14.6%)、市債(借金)35億173万円(10.5%)、県支出金27億869万円(8.1%)の順となっています。

■歳出(目的別)
使われたお金を目的別(グラフ(2))に分類すると、民生費がトップで73億8,752万円(22.8%)、次いで建設事業などを行うときに借り入れた市債の償還金である公債費が48億1,605万円(14.9%)、続いて総務費が43億6,323万円(13.5%)となっております。目的別の主な事業は表(1)のとおりです。
性質別に分類するとグラフ(3)のとおりです。

▽令和5年度　主な事業(表(1))
民生費：自立支援給付事業(9億2,632万円)、保育所・へき地保育所運営事業(7億3,648万円)、住民税非課税世帯臨時特別給付事業(3億2,846万円)、(仮称)豊玉認定こども園建設事業(3億1,616万円)、児童手当支給事業(3億88万円)、児童扶養手当支給事業(1億3,614万円)
公債費：市債元金(46億9,595万円)、市債利子(1億1,974万円)
総務費：ふるさと納税システム運用事業(1億6,077万円)、地方バス路線維持費補助事業(1億6,027万円)、雇用機会拡充支援事業(1億4,638万円)、有人国境離島運賃低廉化事業負担金(1億4,228万円)
衛生費：海岸漂着物地域対策推進事業(2億9,785万円)、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業(7,427万円)、予防接種事業(6,383万円)、健康増進事業(5,294万円)
農林水産業費：漁港整備事業(5億3,799万円)、輸送コスト助成事業(6億3,615万円)、離島漁業再生支援交付金(3億6,385万円)、産地水産業強化支援事業(3億332万円)、ながさき鳥獣被害防止総合対策事業(1億3,284万円)、林道整備事業(1億837万円)
教育費：厳原中学校長寿命化改良事業(1億36万円)、博物館管理負担金事業(8,547万円)、博物館展示等自主事業(5,517万円)、豊玉総合運動公園野球場トイレ新築事業(5,231万円)
土木費：厳原港国際ターミナルビル建設事業(7億9,434万円)、道路改良事業(7億6,028万円)、橋梁長寿命化事業(8,197万円)
消防費：消防署支署建設事業(3億4,119万円)、小型動力ポンプ付積載自動車購入事業(4,020万円)、高規格救急自動車購入事業(3,665万円)
商工費：湯多里ランドつしま設備改修事業(2億1,243万円)、滞在型観光促進支援事業(5,902万円)、韓国展望所リニューアル整備事業(6,187万円)
災害復旧費：道路災害復旧事業(2億4,645万円)、漁港災害復旧事業(2億2,108万円)
諸支出金：旅客定期航路事業特別会計繰出金(1,769万円)

■基金
それぞれ目的別に基金があり、目的に沿った事業を実施するため積立(貯金)や取り崩し(引き出し)をしています。全国から納められた「ふるさと納税寄附金」は、ふるさと応援基金に積立てています。
基金の状況は表(2)のとおりです。

▽基金の状況(一般会計)(表(2))