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自治体の皆さまへ

謹賀新年 新年のごあいさつ(2)

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長崎県対馬市

対馬市議会議長 初村久藏

新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、ご健勝で希望に満ちた新春をご家族おそろいでお迎えのことと心からお喜び申し上げます。令和7年の年頭にあたり市議会を代表いたしまして、ここに謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
市民の皆様には、日頃から市議会に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り、心から厚くお礼申し上げます。
2024年を振り返ってみますと、スポーツ界では、大リーグ大谷翔平選手の前人未踏の50:50(フィフティ:フィフティ)の達成、ホームラン王と打点王との2冠、2年連続のリーグMVP受賞と毎年のように進化を続ける姿が思い起こされます。また、パリオリンピック、パラリンピックが開催され、金メダル34個とアスリートの活躍が目覚ましく、明るい話題も多い1年でした。その反面、政治の世界では「政治と金」の裏金問題が連日のように報道され、国民に信を問うた解散総選挙では、自民党と公明党の連立与党の議席が過半数を大きく割り込む結果となったことは、記憶に新しいところでございます。また、新語・流行語大賞には「闇バイト」「トクリュウ」など、今の世相を反映したような暗い話題も多くノミネートされました。
また、ウクライナ情勢は、侵略から3年を過ぎ長期化の様相を呈し、未だ先行きの見通せない状況が続いております。世界的な物流の混乱や原油価格高騰、円安などにより、食料品価格などの値上げが続き、私たち消費者の家計に今もなお大きな影響を与え続けているとともに、気候変動の影響による記録的な猛暑や、集中豪雨などを経験した1年でもありました。
2024年、対馬市は市制施行20周年を迎えました。4月13日の市制施行20周年記念事業を皮切りに、厳原港まつり、国境マラソンIN対馬などの大型イベントのほか、市民企画事業や多種多様な冠事業を開催いたしました。また、対馬ー釡山間の国際航路が再開され、コロナ禍前の、41万人に迫る勢いで、韓国人観光客が対馬に訪れており、節目の年を、市民の皆様とお祝いするとともに、さらなる飛躍に向けて歩みだすきっかけとなる年となりました。
私たち市議会も、変革が必要であることは言うまでもありません。今年の5月には、議員の改選期を迎えます。令和5年第3回定例会において議員定数調査特別委員会を設置し、議員定数についての調査、研究に取り組みました。市民の皆様からのアンケートなどのご意見を伺いながら、次期改選後の議員定数を19人から17人に削減することを、令和6年第2回定例会で決定したところでございます。
また、本市を含めた有人国境離島地域の航路・航空路運賃の低廉化などを実現している10年間の時限立法である有人国境離島法についても、期限が残すところ2年余りとなるため、長崎県および関係市町と連携し、国に対して有人国境離島法の改正・延長に向けた要望活動を、これまで以上に、推進していく所存であります。
急速に進む少子高齢化、過疎・人口減少対策、農林水産業の活性化対策、有害鳥獣の被害対策など、本市にとって待ったなしの課題が山積しております。市議会といたしましても、これらの山積する課題などの解決に向けて、まちづくりの主役は市民の皆様であることを第一に考え、対馬市の将来像であります「自立と循環の宝の島対馬」の実現と、誰一人取り残されることなく、いつまでも安心安全で住み続けられる島を目指して、議員一同、市民皆様の信頼と負託に応えられるよう、全身全霊で取り組んでまいる所存であります。
結びに、対馬市の輝かしい未来を願いつつ、皆様のご健勝とご繁栄と新しい年が穏やかな年となることを心からお祈り申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。

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