■「ポンポンポンポン拓本採取」
縄文土器の細かい文様や石碑に刻まれている文字などの情報は、よく拓本を取って読み解かれています。拓本は土器や石碑の上に湿らせた画仙紙(がせんし)をぴったり張り付け、墨をタンポでむらなく打ち、対象物を写し取ったものを指します(湿拓)。湿らせた画仙紙が適度に乾いていないと墨がにじんでしまうことがあります。また、墨を打ちすぎてしまうと、遺物を汚してしまうこともあります。それらを良いあんばいで拓本にとると白と黒の対比で細部の特徴が際立って見えます。写真や肉眼では気付きにくい細かなところを観察することができるのです。
家庭で気軽にできる方法としては、対象物の上に紙を置き鉛筆などでこすると模様を浮き上がらせることができます(乾拓)。
問合せ先:社会教育課
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