文字サイズ
自治体の皆さまへ

輝く島原人 THE SCENE Vol.86 島原に生きる

13/37

長崎県島原市

ようこそ島原へ!よかとこ案内します

「人生の達人」
大石 和美(おおいし かずみ)さん(79)
昭和20年、熊本市に生まれ、小学校から島原で育つ。長崎県営バスに約20年間勤めた後、県職員として主に島原地区で職業訓練校や島原振興局、福祉事務所などに勤務。
退職後、噴火災害の経験を生かし、雲仙岳災害記念館の語り部ボランティアに参加。同時期に島原観光ボランティアガイドの活動も始める。以来、約20年にわたり全国各地から島原を訪れる観光客におもてなしの心で島原の歴史・観光やジオパークのガイド活動、雲仙・普賢岳噴火災害の伝承活動などに長年取り組んでいる。
島原観光ボランティアガイドの会会長、島原半島観光連盟ガイド、島原半島ユネスコ世界ジオパーク認定ガイド、雲仙岳災害記念館「語り部ボランティア」のほか、民生委員児童委員(H24~)も務める。弁天町一丁目在住。

■島原の魅力を伝えて20年
歴史と湧水のまち島原。そのシンボルとなる島原城は今年で築城四百年を迎え、記念イベントやシンポジウムなど、県内外から多くの観光客の皆さんで賑わいました。島原観光ボランティアガイドの大石和美さんは、おもてなしの心で20年にわたりガイド活動を続け、温かい触れ合いを通じて観光地島原を支えています。
「平成16年、県職員を退職した年に雲仙岳災害記念館が語り部ボランティアを募集していたんです。災害当時は北安徳町の水無川河口近くに住んでいましたが、土石流による避難勧告のため長い避難生活と立ち退きを余儀なくされました。当時の災害を伝えるお手伝いが出来ればという思いで申し込みました。観光ボランティアガイドは語り部の会で観光ガイドもされている方から誘われたことがきっかけで活動を始めました。その頃は災害記念館がオープンして2年目。観光ボランティアガイドは設立して間もない頃だったと思います。県営バスに勤めていた頃、6年ほどバスガイドの経験はありましたが、改めて島原の歴史や観光の勉強をしました。」と、活動を始めた当時を振り返ります。

○お客様目線でご案内
「島原にはお城、湧水、武家屋敷の三拍子が揃っています。特に武家屋敷の街並みは素晴らしいと皆さん言われます。そして世界ジオパークに認定されている雲仙・普賢岳。その恵みである温泉もあります。何でもそろっていて、風光明媚ないいところですね、とよく言われます。鯉の泳ぐまちも人気で、私も好きな場所です。」と、語ります。
ガイドとして心掛けていることは「新たな観光スポットや話題の場所など、最新情報を把握して、年に1回は市外での研修会もしています。知識があれば説明はできますが、コミュニケーションを取りながらお客さんのニーズをつかむことが難しいですね。「ガイドさんはほんと物知りなんですね」と言われたら「少ししゃべりすぎたかな」と反省しますし、「分かりやすい案内をありがとう」と言われたら「ちょうどよかったかな」と思うわけです。やはり島原に来てよかったと言ってもらえたらうれしいですね。」と、笑顔で語ります。
今後の展望については「健康で体が動くうちはガイドを続けていきたいです。お客さんと触れ合いながらふるさと島原の魅力を伝える素晴らしい活動です。現在、11人の会員で活動をしていますが、興味がある方は観光ガイド大手門番(【電話】63-3910※火曜日は休館)にお気軽にご連絡ください。ガイドの仲間が増えればこれからの活動も心強いですね。」と、語っていただきました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU