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令和6年度 施政方針(要旨)(2)

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長崎県島原市

■商工観光部門
○中小企業者の経営安定
商工団体による経営指導などに対する支援をはじめ、島原市中小企業振興資金や中小企業振興利子補給制度などの施策に取り組みます。

○中心市街地の活性化
しまばら出店応援ナビによるマッチング支援や空き店舗への出店を支援する商店街活性化事業を実施し、持続可能な商店街づくりを推進します。また、「島原城大手門市」を開催することにより、中心市街地の賑わい創出と活性化を図ります。

○高校・地域連携イキイキ活性化事業
市内県立高校5校と共に高校・地域連携イキイキ活性化事業を実施し、各高校の魅力の向上や地域活性化の促進を図ります。

○雇用・労働対策
厚生労働省長崎労働局とさらに連携を密にし、多様な人材が活躍できる就労支援や雇用の安定を図ります。また、県や島原公共職業安定所などと連携し、新規学卒者の地元就職を促進するとともに、市内事業所に就職する新卒者やUIターン者を支援する雇用拡大支援事業を実施します。

○企業立地・企業誘致の推進
本市への企業誘致を実現するため、工業用水に適した湧水などの島原特有の資源をアピールしながら、様々な方向から誘致に取り組むとともに、企業立地促進・雇用創出事業奨励金を活用し、新規企業の市内への立地や地場企業の規模拡大の促進を図ります。また、旧堀部邸等を活用したワーケーション活用事業に取り組むことで、誘致企業と地元企業との交流による産業の活性化、移住・定住および関係人口の拡大を図ります。

○ふるさと納税
本市の歴史や文化を体験できる地域特有の「体験型返礼品」や旅行先の本市でサービスを受け取ることができる「現地決済型ふるさと納税」の返礼品造成に努め、今後も本市を応援していただけるよう寄付金の使い道や新規プロジェクトなどの情報を積極的に発信します。

○島原城築城400年
年間を通して市民総参加のイベントなど、多彩な催しを開催するとともに、記念シンポジウムや島原藩ゆかりの地物産展、島原藩マルシェなどのイベントも予定しています。

○スポーツ大会・キャンプ・合宿誘致
全国高等学校選抜フェンシング大会が3年連続で本市開催が決定しており、さらに令和13年までの合計9年間連続で本市開催が内定するなど、様々な競技において高い評価を受けており、新たな競技の誘致にも積極的に取り組みます。

■消防防災部門
○防災対策
地域で自助・共助を担う自主防災会の組織再編を更に進め、日本一の自主防災会を実現するため、地域の要である消防団や関係機関と連携を図り、各種訓練を実施するとともに、防災教育の専門家を招いて地域防災力と防災意識向上のための講演会や自主防災組織をテーマとした「2024火山砂防フォーラム」を実施します。

○溶岩ドーム対策
引き続き長崎河川国道事務所による直轄砂防管理が行われており、今後も国直轄機関の存続や九州大学地震火山観測研究センターの観測体制強化を含め、防災関係機関と連携を図ることで、安全対策に取り組みます。

○消防団の体制
「管轄区域及び消防団員定数等の見直し」に対しての消防審議会の答申結果を踏まえ、消防団体制の充実強化に努めます。

■水道部門
○水道事業
令和6年度から新安中配水池が供用開始され、安中地区において懸案であった水質も改善される見込みです。
また、「安全でおいしい水をいつまでも」を基本理念に、安全、強靭、継続を3つの柱とし、持続可能な水道事業経営のため、水道料金等懇話会を設置したところであり、適正な水道料金について検討していきます。

■建設部門
○自転車歩行者専用道路の整備
島原鉄道廃線跡地を活用した自転車歩行者専用道路の整備については、交流人口の増加を見据えてナショナルサイクルルートの認定に向けた取り組みを進めます。

○高規格道路「島原道路」
出平町から有明町間は工事が進んでおり、有明町から雲仙市瑞穂町間についても大三東インターチェンジの橋梁の工事や用地取得に向けた交渉も進められており、引き続き早期完成に向けて国や県に要望します。

○島原城周辺の整備
お堀側に歩道を設置し、歩行者が安心して歩ける歩道整備を行うとともに、島原城周辺の景観や災害に強いまちづくりのための無電柱化事業による電線の地中化を引き続き実施します。

○「2024火山砂防フォーラム」
雲仙普賢岳噴火災害の教訓を踏まえ、「二度と自然災害による犠牲者を出さない」という思いから、令和6年10月に無人化施工の未来と自主防災組織をテーマとして「2024火山砂防フォーラム」を開催します。

○生活排水対策
市独自の補助を行い、合併処理浄化槽への転換を促進し、有明海や河川の水質保全に努めます。

○空き家問題
第2期島原市空家等対策計画による空き家の「発生予防・適正管理・活用推進」について、関係機関と連携して進めます。

■教育部門
○児童生徒の学力向上
学力の実態を把握し、学習指導の充実、改善を図ります。さらに、GIGAスクール構想の実現のために整備された1人1台端末と高速通信ネットワークの活用の充実を図り、児童生徒一人ひとりに応じた指導の充実に努めます。

○いじめ・不登校・虐待問題
関係機関と連携し、相談業務の充実を図りながら、早期発見、早期対応および未然防止に努めます。

○小中学校の施設整備
第五小学校、大三東小学校、有明中学校の外壁改修および防水工事を行い、高野小学校、大三東小学校、第一中学校の照明設備をLEDにします。

○保護者への負担軽減
高騰する食材の増額分として年間一人当たり小学生8,200円、中学生9,000円を市で負担する「おいしくいただきます子育て応援学校給食費支援事業」を実施し、保護者の負担軽減を図ります。また、令和7年度に入学する児童に対して「子育て応援新入学児童通学用かばん支給事業」を引き続き実施します。

○文化の振興
自主文化事業、美術展、音楽祭、市民文化講座などを開催し、令和7年度に長崎県で開催される国民文化祭については、子ども狂言など本市の特色あるプログラムや「きもの」の全国大会の開催準備を進めます。

○文化財
島原市文化財保存活用地域計画に基づき、保存と活用に努め、特に島原城跡については、令和6年度中に国の史跡指定の申請を行うよう取り組みを進めます。

○スポーツの振興
8月に開催される全国高等学校総合体育大会「弓道競技」については、思い出多き大会となるよう円滑な競技運営に努めます。新プールの建設については、令和7年度完成に向けて整備を進めます。

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