「実測図をなぞるトレース作業」
発掘調査現場で作成した土層や遺構図面、整理室などで作成した遺物実測図などを埋蔵文化財調査報告書に掲載するためには、トレース作業が必要です。製図用ペンなどのインクやトレーシングペーパーなどを使用した製図方法と、実測図をスキャンしデータとして製図する方法があります。
どちらの製図方法でも、輪郭線や稜線、調整痕などの種類によって、線の太さや引き方などの使い分けをしています。輪郭線を一番太く、次に稜線、その次に調整痕というふうにします。
手書きの実測図作成時に対象物をよく観察し、線の太さや濃さで表現しておくことで、スムーズなトレース作業となります。
埋蔵文化財調査報告書は、島原・有明図書館にも所蔵してありますのでお気軽にご覧ください。
問合せ先:社会教育課
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