4期目 古川市政 “市民と街が主人公” の島原を目指して

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島原市長古川隆三郎

新年明けましておめでとうございます。

市民の皆さまには、ご家族お揃いで輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私は、今回の市長選挙において、市民皆さまのご信任をいただき島原市長として引き続き4期目の市政運営を担わせていただくこととなりました。
無投票当選での信任ということで、より責任の重大さを感じておりますが、皆さまからお寄せいただいたご支援に応えるため、決意を新たにし活力ある市政を推進してまいります。
また、昨年は島原城築城400年を記念し、市民の皆さまのご協力をいただきながら、年間を通じて様々なイベントを開催することができました。特に10月は松明行列やブルーインパルスの展示飛行などの催しに、これまで経験したことのない大勢の皆さまが本市を訪れていただき、島原城の歴史と新たな魅力を感じながら、島原の良さを広くアピールすることができたと思っております。これまでの取り組みが今後50年先、100年先の島原市の発展につながるよう、市民の皆さまと力を合わせ市政運営に全力で取り組んでまいります。

■なんとしても企業誘致
これまで様々な事にチャレンジしてまいりましたが、今後取り組むべき一番の課題は企業誘致の実現だと考えております。若い人が島原にとどまる、いったん都会へ出たけど帰って来たい、そんな思いに応えるため、工業用水に適した豊富な湧水や諫早、島原、熊本を最短90分でつなぐシリコンシーラインの活用など、島原特有の有利な要素をアピールしながらあらゆる方向から誘致に取り組んでまいります。

■未来へつながる島原道路
高規格道路「島原道路」については、目に見える形で着々と工事が進捗しております。引き続き国や県と連携し早期整備に努めるとともに、完成後の未来を見据えながら島原道路の利便性・価値をさらに高めるため、有明海沿岸道路の整備促進や島原道路のさらなる延伸について、関係機関へ働きかけてまいります。

■島原城跡の国史跡指定
昨年、島原城跡がその価値を認められ、国の文化審議会から国史跡に指定するよう文部科学大臣への答申がありました。今後は保存と活用に向けて国の支援を受けながら、島原のシンボルである島原城跡の歴史的価値を引き続き全国に発信してまいります。

■島原版地域コミュニティへの取組
子どもたちから高齢の方まで顔の見える関係を築き、地域の問題を住民同士が自ら解決する地域づくりを推進するため、各地区へのまちづくり協議会の設立に向けて取り組んでまいります。加えて、災害時に住民同士が共に助け合う地域を目指し、引き続き日本一の自主防災組織の実現を図ります。

■若者の出会いを〜婚活イベント〜
出会いを求める若者のために、堅苦しくなく気軽に参加できるイベントを開催することで出会いの機会を増やし若者を応援します。

■たしろ号のさらなる充実
高齢者をはじめ、多くの方にご利用いただいているコミュニティバス「予約・あいのり・たしろ号」は、毎月5,000人近い利用があり、市民の移動手段として欠かせない存在となっております。さらに昨年11月からはゼロカーボンシティを推進するため、電気で走る「EVたしろ号」の運行を開始しました。企業や大学と連携し環境性能などの分析を行うとともに、「EVたしろ号」が単なる交通手段としてではなく、情報発信ツールや地域の安全を見守る存在として、その役割を充実してまいります。

■子どもの笑顔、パパ・ママ支援
これまで重点的に取り組んできた子育て支援につきましては、2人目からの保育料の無償化・子どもの医療費助成をはじめ、新入学児童への通学用かばんプレゼントや、パパ・ママをサポートする体制を整備してまいりました。今後も引き続き、すべての家庭が安心とゆとりをもって子どもを産み、育てることのできる「とことん子育てにやさしいまちづくり」を推進してまいります。

■魅力ある高校と小中学校を
「はみ出せ島原!」を合言葉に築城400年事業でも大活躍していただいた市内の高校生が、各校の特色ある取り組みを通じてさらにその魅力アップにつながるよう支援を継続するとともに、人口減少の進展により危惧される今後の小中学校の在り方については、本市の未来を創る子どもたちにとって大変重要でありますので、市民の皆さまから広くご意見を伺いながら、具体的な学校の統廃合について検討を進めてまいります。

このほかにも継続して取り組む課題が山積しておりますが、本年も市政運営の舵取り役としてスピード感をもって精一杯チャレンジするとともに、活気に満ちた島原市の未来を見据えながら「市民と街が主人公の島原」へと発展していきますよう取り組んでまいりますので、皆さま方の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

結びに、皆さまにとりまして、本年が素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。