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健康コラム 楽しく健康に飲むお酒のはなし

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長崎県新上五島町

お酒を飲むことで、影響を受やすいのが肝臓です。体内に入ったアルコールが肝臓で分解されるときに、脂肪の素が作られます。過度な飲酒を続けていると肝臓に脂肪が蓄積し、脂肪肝となり、肝機能の低下を招いてしまうのです。

■お酒の適量と休肝日
1日に摂取するお酒の適量は、ビール・酎ハイなら1本(500ml)、焼酎なら0.6合(100ml)、日本酒なら1合(160ml)、ワインならグラス2杯(200ml)が目安と言われています。(高齢の方や女性の方は、この半分程度が適量です。)
また、週に2日の連続した休肝日を設けることが望ましいとされています。毎日お酒を飲む方は、週に2日はお酒を我慢し、健康を意識しながら適度な飲酒を心がけましょう。

■お酒のお供はタンパク質
アルコールを分解する時に必要な酵素は、お肉やお魚、大豆などに含まれるタンパク質でできています。
揚げ物や塩っ辛いものは、お酒にも合うし、美味しいのも分かりますが、エネルギーや塩分の取り過ぎになるので、刺身や冷奴などのタンパク質を多く含むものや、野菜などの低エネルギーでビタミンやミネラルが豊富なものを意識して食べましょう。

■眠るために飲むお酒は禁物
寝付きが悪いからと、寝る直前にお酒を飲むと、寝ている間も肝臓が働くため、眠りが浅くなり、睡眠の質が低下します。一般的に体重約60kg~70kgの人で、缶ビール1本(500ml)のアルコールを分解するには約3~4時間かかると言われています。
寝付きが悪い方は、お酒に頼るのではなく、ストレッチをするなど、自分に合った方法を探してみましょう。

■健康診断で分かること
お酒を飲む方は、肝機能検査の中でもγ(ガンマ)-GTPの数値に気をつけましょう。
γ-GTPとは、アルコールなどを分解する肝臓の働きに関係している酵素で、γ-GTPの数値が高い場合は、アルコールや肥満などが原因で肝臓に負担がかかっている状態です。
この状態が続くと、脂肪肝や肝硬変のほか、肝臓がんにまで進行する場合もあります。
定期的に健康診断を受けることで、肝臓の状態を意識し、大好きなお酒と長くお付き合いしましょう。
健康診断のご予約、ご相談は健康保険課までご連絡ください。

問合せ:健康保険課健康増進班
【電話】53-1163

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