今回は、前回の肝臓に引き続き、お酒による脳への影響と、糖尿病についてのお話です。
飲酒習慣がある場合、脳出血や脳梗塞のリスクが高まります。また、お酒は脳の老化を促進するので、大量飲酒の方の場合、そうでない方に比べて脳の老化が10年から20年進むといわれています。つまり、実年齢は50歳でも、脳年齢は60~70歳になってしまうのです。さらに、アルコールはすい臓にもダメージを与えます。すい臓は、血糖値を下げるインスリンを分泌する働きがあります。大量飲酒は、インスリンの分泌を減らすので、血糖値を上げてしまい糖尿病を悪化させます。カロリーを抑えるために、ビールを焼酎に変える方もいますが、これは逆効果です。確かに摂取カロリーは下がりますが、反対にアルコール含有量は増えてしまうので、肝臓やすい臓への負担が大きくなり、結局血糖値は上がってしまいます。健康のためには、お酒の度数は上げないことが鉄則です。
問い合わせ:子ども・健康保険課 健康増進班
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