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自治体の皆さまへ

迎春 新年のごあいさつ(1)

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長崎県波佐見町

●波佐見町長 前川 芳徳
新年あけましておめでとうございます。
町民皆様には、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申しあげます。
念願の新庁舎については、町民皆様をはじめ関係者皆様のご支援により1月4日に開庁し、新しい環境での業務を開始しています。
新庁舎の整備については、建設検討委員会、用地ご提供者、施工業者をはじめ多くの関係の皆様のご協力により開庁となったことに改めて感謝とお礼を申し上げます。
旧庁舎は、波佐見町の発展とともに増改築を重ねてきましたが、時代の変遷とともに業務効率化、行政のデジタル化並びに防災の観点から十分ではない部分が出ていました。
新庁舎は、これら解消と今後の行政需要を見据え機能的な充実を図りつつ、町民皆様の交流の場としての機能も考慮し整備したものですので、是非来庁いただければ幸いです。
さて、昨年を振り返ってみますと、この4年間私達の生活に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症が感染対策上5類に引き下げられ大きな転換期となりました。
これまでワクチン接種等に対しご協力をいただいた医療や保健福祉関係の皆様に深く感謝申し上げます。
5類引き下げ後は、以前の生活を取り戻す活動が活発化し、本町においても、陶器まつりをはじめ各種イベントが盛況に行えたところであり、自治会行事も配慮をいただきながら開催できたことは喜ばしい限りでありました。
しかし、町内を見渡すと経済の再生には道半ばであり、世界情勢の不安定を発端とする燃料費や物価の高騰などが、私達の生活に暗い影を落としています。
このため、国の制度を最大限活用し、町独自の財源を充てながら、事業者に対する燃料費高騰支援金をはじめ様々な支援策を講じてきたところですが、今年に入り給付金、水道料金の減免、農業者に対する資材高騰対策補助金や給食費への支援等を追加したところであり、今後の国の動向に注視し議会とも連携を図りながら町の経済再生を更に推し進めたいと考えています。
現在、地方公共団体を取り巻く環境は、人口減少社会の到来、少子高齢化の進展等に加え、行政需要の高まりや町に対する町民皆様の期待も大きくなっています。
このためにも、地場産業である農業、窯業、観光業の振興とともに福祉の充実、生活基盤の整備を着実に進め、自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)等新しい時代を見据えた行政の改革の取り組みを進めつつ、町としての付加価値を高める施策を展開する必要があります。
特に、今後波佐見町を支える子育て世帯が、波佐見町に住みたい、住んで良かったと思っていただける施策が重要になっており、令和6年度の予算編成が進んでいますので、限られた財源の中で優先順位をつけながら、私が公約に掲げた施策の実現に向けて、議会にもお示しをしたいと考えています。
全国から多くの善意が寄せられています「ふるさと納税」については、引き続き寄附リピーターの拡大のために、「廃石こうリサイクル事業」の地域内循環の取り組みをはじめ、波佐見町の新たな取り組みを全国に周知広報を行ってまいります。
今後、人口減少に伴う生産年齢の減少が顕著になり、人材育成も大きな施策となりますので、教育環境の充実や「ふるさと波佐見」を学ぶ活動にも力を注ぎ、子どもたちが健全に育つまちづくりを行います。
これらの施策を実現し「選ばれるまち波佐見町」として進化するように、新庁舎の開庁を機に更に職員一丸となって町民皆様の期待に応えるべく全力を尽くします。
「新庁舎」というしっかりした畑づくりと播種はできましたので「花を咲かせ実を結ぶ」取り組みを進めてまいります。
結びに、波佐見町の発展を願いお寄せいただく町民皆様からの声を大切にし、更に飛躍の年になるよう努めますので、変わらぬご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
新しい年が皆様にとって素晴らしい一年になりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

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