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自治体の皆さまへ

迎春 新年のごあいさつ(2)

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長崎県波佐見町

●波佐見町議会議長 百武 辰美
新年あけましておめでとうございます。
波佐見町議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
町民の皆さまには、夢多き初春を健やかにお迎えのここと心からお慶び申しあげます。
また、昨年中は波佐見町議会に対しまして、温かいご支援ご指導を賜り、心より厚くお礼を申しあげます。
さて、昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとハマスの戦争、さらに北朝鮮の相次ぐミサイル発射など、多くの人が戦争への恐怖を目の当たりにし、平和の尊さ感じた年となりました。
戦争は、世界的な物流の停滞等を招き、それが一つの要因となり、さらには円安も加わり日本経済情勢が不安定となったことで、食品をはじめ生活必需品の価格やガソリンの価格、ガス料金及び電気料金等の価格が引き上げとなるなど、住民の生活に大きな影響を与えています。
今後も先行きの不透明感が増す中、企業活動の縮小や個人の消費活動が手控えられる可能性があるため、一部の支援策はあるものの生活術の一つとして節約などの手段がますます必要になってくるものと思われます。一刻も早い戦争の終結と世界情勢の安定を切に願うものであります。
一方では、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において日本代表・侍ジャパンが3大会ぶり3回目となる優勝、メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手がア・リーグMVP、史上初の2回目となる満票受賞、さらにバスケットボールワールドカップ(FIBA)において男子日本代表が48年ぶりとなるオリンピック出場権を獲得するなど日本選手の活躍が国民に感動と勇気を与えてくれた年となりました。
これまで新型コロナウイルスの影響で私たちの町の経済や個々の生活にも大きな打撃がありました。アフターコロナ期に突入した中で、多少の景気回復はみられたものの完全な改善までには至っておらず、また依然として多くの人が孤独感を抱えており、引き続き状況について注視が必要となります。議会としても、将来の我が町の姿を見据えた種まきも同時に重要と捉え、移住定住の推進、少子高齢化問題及び環境への意識の高まりなど、社会の変化にしっかりと対応しながら、我が町の発展、並びに課題を解決する役割を一層発揮していかなければならないと考えています。
本町の一大事業であった役場新庁舎本体の建替工事は完了し、本年1月から業務開始となりました。完成にあたっては、議会としても町民の財産として活かされるよう注視してきました。新庁舎の特徴としては、町民皆さまが利用しやすく、また職員がより効率的に業務を遂行できるよう、最新の設備と機能性を兼ね備えた施設となっています。さらに、町の未来を見据え、環境に配慮した省エネルギー型の設備が導入され、また庁舎には陶磁器の要素を取り入れられ、伝統的な創作活動と現代のオフィス空間が融合した革新的な建築となっています。議場フロアにおいても町民皆様が傍聴しやすい構造機能性となっていますので、是非議会への傍聴をお待ちしています。
現在、全国的にも議員のなり手不足が問題となっていますが、長い期間をかけ議員定数や議員報酬などの問題に真摯に向き合い対処してきました。今年の10月には議員改選の年となり、これまでの議員定数14名が12名となります。2名削減となりますが、これまで以上に議会を活性化するには、どのように町民皆様の意見を反映させていくのかなどの調査研究に努めてまいります。また、一昨年より議会の生中継や一般質問におけるユーチューブによる配信など本会議の「見える化」を図り、また議会用のタブレット型端末を導入しペーパーレス化に努めたところであり、今後ともDX化を念頭に置き、新しい改革を目指して積極的に取り組んでいく所存であります。
今年の干支は「甲辰」です。「甲辰」は、「春の日差しが、あまねく成長を助く年」とされており、成長を助ける春の日差しは、表に出ているものばかりではなく、日ごろ隠されていたものにまで寛大に広く注がれ、成長や変化を促すものとなります。これまで以上に大きく「飛躍」し、生活が大きく「向上」する年になることを切に願うものであります。
結びに町民皆さまにとりまして躍動的で実り多く、華やかに飛躍の年となりますことを心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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