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令和4年度 決算報告

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長崎県西海市

令和4年度の一般会計、特別会計および企業会計の決算をお知らせします。

◆一般会計の決算状況

《歳入の状況》
令和4年度の歳入決算額は244億3,354万円となり、前年度の決算額と比べると17億2,389万円の減となりました。減の主な内容は、各種臨時特別給付事業などの財源となる国庫支出金の減少や、建設事業等の財源となる市債の減少となっています。
市税については、償却資産の設備投資に伴う固定資産税の増等により1,553万円の増となっています。
西海市は約29%の自主財源と約71%の依存財源で財政運営を行っています。

自主財源…市が自主的に得ることができる収入で、市税、使用料および手数料、寄附金、諸収入などがあります。
依存財源…地方交付税や国・県支出金など、国や県から入ってくるお金や、市債(借金)などです。
市税…個人市民税、法人市民税、固定資産税、軽自動車税など、市へ納付される税金です。
地方交付税…全国の自治体が同水準の事務を行えるよう、国から一定の基準によって交付されるお金です。
国・県からの補助金…国や県から使用目的を特定して交付されるお金です。
市債…建物の建設や道路の整備など多額の費用がかかる場合に銀行などから長期的に借りるお金です。


※印の数値は市民一人あたりの金額

《歳出の状況》
令和4年度の歳出決算額は230億7,184万円となり、前年度の決算額と比べると、16億3,458万円の減となりました。
減の主な内容は、今後の元利償還金増加に対応する財源を確保するため繰上償還を見送ったことにより公債費が8億8,839万円の減、減債基金への積立を実施しなかったことなどにより総務費が8億3,661万円の減、子育て世帯臨時特別給付金事業の規模縮小などにより民生費が4億8,556万円の減、その他、衛生費や土木費についても、ハード事業の減少などにより減となっています。
災害復旧費については、令和3年度に発生した豪雨による被災箇所の災害復旧で増額となっています。

◆基金と市債の残高
○人口1人あたり基金残高(県内13市比較)
(西海市令和4年度67.3万円)単位:万円

市民一人あたりに換算した基金(貯金)残高は、県内13市のなかでトップとなっています。
今後も老朽した公共施設の改修や地域の振興を図る事業の財源とするため、計画的に積み立てや取り崩しを行っていきます。

○人口1人あたり市債残高(県内13市比較)
(西海市令和4年度76.6万円)単位:万円

市民一人あたりに換算した市債(借金)残高は、県内13市の平均値とほぼ同水準となっています。
今後も、必要に応じて繰上償還を行うなど、市債(借金)残高を抑制する財政運営を行っていきます。

◆財政指標
○財政力指数(県内13市比較)
(西海市 令和4年度 0.29)

標準的な行政運営経費を自らの収入で賄うことができる割合の数値です。数値が高いほど財政力があることを表します。西海市は県内13市の平均を下回っており、下降傾向にあります。
今後、新たな財源の創出など、自主財源の確保が必要となります。

○経常収支比率(県内13市比較)
(西海市令和4年度85.6%)

市税などの経常的な収入が義務的な経費に使われる割合の数値です。数値が低いほど様々な政策に柔軟に対応できることを表します。西海市は県内13市の平均より低く、比較的良好といえます。
今後も義務的経費の見直しなどにより、健全な財政運営を行っていきます。

◆特別会計・企業会計の決算状況

特別会計や企業会計の歳入・収入額には、一般会計からの繰出金(赤字補てん等)などが含まれているため、今後も歳入の確保、歳出の抑制が必要となります。

問合せ:財務課
【電話】37-0022

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