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自治体の皆さまへ

謹んで新年のお慶びを申し上げます(2)

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長崎県西海市

西海市議会議長 宮本一昭

あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

日頃より市議会活動に対しまして、温かいご支援、ご協力を賜り、心より厚くお礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月1日午後、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、輪島市と志賀町で震度7を観測し、広範囲に津波が到達するなど、400人を超える方々が亡くなられました。
このほか、台風10号や奥能登豪雨による被害など、大きな災害が各地で発生し、多くの尊い人命と財産が奪われました。
被災されたすべての皆さまに心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
ここ数年の地震や大雨など自然災害の頻発に改めて災害に強いまちづくりの推進について必要性を強く感じているところです。
一方、市では、7月に江島沖における洋上風力発電事業の選定事業者である「みらいえのしま合同会社」が開所され、12月には当該事業者が提出した公募占用計画が認定されました。これにより今後、再生可能な次世代エネルギーの供給源として大きく貢献することに加え、本市における雇用促進や国境離島地域の人口減少対策に寄与することが大いに期待されます。
議会におきましては本年の改選を見据え、若い人たちが将来議員として立ち、活動していくための環境整備、延いては西海市議会の活性化のために、令和4年に議員定数等調査特別委員会を設置しました。議員報酬および議員定数の在り方について、本市の人口減少に鑑みた人口要因、県下他市や類似団体との比較また市民アンケートの意見を参考に議論を重ねてきました。その結果、本年5月1日から開始する西海市議会議員の定数を次期任期以降、現在の18人から16人とする結論に至りました。
また、平成17年の西海市発足以来、1度も改定されていない議員報酬につきましては市長へ政策提言を行い、西海市特別職報酬等審議会において審議されました。その結果、次期任期以降、現在の月額31万円から4万円を増額し、月額35万円となる結論に至りました。
これらの結果をもとに、今後議員を志す優秀な人材が多数現れることを願ってやみません。
本市の最大にして喫緊の課題である人口減少対策、豊かな西海市を後世に引き継ぐための政策として、雇用の確保や創出、子育て支援、医療や教育の充実など根幹となる諸施策とともに、多様な選択肢の確保に向けて取り組んでいかなければならないと考えます。
我々市議会は引き続き市民の皆さまの負託に応えるべく、皆さまの言葉に耳を傾け、信頼される議会を目指していくとともに、議員自らの政策形成能力を高め、市民の皆さまが安心して暮らせるまちづくりを目指すように努めてまいります。
今年の干支は「巳」です。この巳の字は蛇の姿を表しており、蛇は脱皮を繰り返すことから「復活と再生」を連想させるとともに長寿なことにちなんで「神の使い」として崇められてきました。また、巳年は実を結ぶ年、転機の年ともいわれております。これまでの困難や試練を成長の糧に変え、力強い花を咲かせ、豊かな実を結ばせる、そんな転機の年になりますよう、市民の皆さまとともに希望をもって歩みを進め、誰もが安心して、暮らせるまちづくりに向けて議員一丸となって取り組んでまいります。
本年も何卒格別のご指導とご厚誼を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びにあたり、皆さまにとりましても令和7年が大きく飛躍する年となり、明るく実りあふれた素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ新年のごあいさつといたします。

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