諫早市消防団が再編し、本年4月から新体制で活動を行っています。主な内容を紹介します。
■消防団の再編理由
○団員減少and昼間における火災対応
消防団は、これまで団員の勧誘活動をさまざまな方法で行ってきましたが、人口減少などに伴い若年層も減少し、団員数は減少の一途をたどっています。
また、団員の職業は、企業などに勤める会社員が7割を占めており、昼間における火災対応などが難しい状況にあります。
このようなことから、現行の組織での活動のままでは継続していくことが将来的に困難になることが予測されたため、消防団において協議を重ね再編することとなりました。消防防災力を低下させずに活動しやすい体制を目指し、今後も検討していきます。
■新しい組織体制
○これまでの「分団」は「部」として存続
各地域に設置してあった「分団」は、「部」としてこれまで通り存続します。
また複数の「部」をまとめて、「1個分団」とし、これまで78あった分団数は20になります。
■火災出動体制
○大きな変更はなし。広域でカバー
これまで火災などで団員が出動するときは1個分団に3人以上の団員が参集することが必要で、団員数が少ない分団は出動に要する時間がかかっていました。
再編することで隣接部で協力し合うことにより広域でカバーでき、迅速に出動することができるようになります。
■団員の負担軽減
○再編と運営見直しにより負担を軽減
団員の減少により、当番や行事参加の頻度が増えるなど負担が重いという声がありましたが、再編と運営見直しにより団員の負担を軽減することができるようになります。
■団員確保に向けて
○SNSで若者へ消防団の魅力を発信
諫早市消防団インスタグラムを開設。消防団のことを多くの人に知ってもらえるように消防団の活動や魅力発信を行っています(令和4年度は消防庁のモデル事業)。
■管轄区域一覧
○第1分団から第20分団まで連番
これまでの支団制を廃止し、分団数は次の20個分団となりました。
問合せ:危機管理課
<この記事についてアンケートにご協力ください。>