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特集 役所広司さんに市民栄誉賞

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長崎県諫早市

■光り輝く地元出身者 役所広司さんに市民栄誉賞
~また諫早に帰って来られるように頑張っていきたい~
市は、世界三大映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した俳優の役所広司さんの功績を称え、「諫早市市民栄誉賞」を贈りました。市民栄誉賞の受賞者は、体操選手としてオリンピックの個人総合で2連覇を果たした内村航平さんに続き2人目です。

○市民栄誉賞授与式を開催
12月2日、諫早文化会館で「役所広司さん市民栄誉賞授与式及び記念イベント」を開催しました。
授与式では、抽選で選ばれた市民ら約860人が見守る中、大久保市長が役所広司さんに表彰状を贈りました。
大久保市長は「日本人として2人目の名誉ある賞の受賞は、諫早市民はもとより、国民にとっても誇りです。今後ともより一層活躍され、魂のこもった作品に出会えることをふるさと諫早から市民とともに祈っています」と述べました。
これに対し役所さんは、小さい頃は近くにあった映画館のポスターを見るのが好きだったなど諫早で過ごした子ども時代の思い出を語り、「日本映画に励まされて携わってきたが、これからも50年後、100年後に見てもらえる映画に参加するのが夢です。諫早の皆さん、こんなにすばらしい賞をありがとうございました。また帰ってこれるように頑張っていきたい」と述べられ、会場からは役所さんの最優秀男優賞と市民栄誉賞を祝う大きな拍手が送られました。
その後、大久保市長と俳優の柴田美保子さんとの3人でトークセッションが行われ、男優賞受賞の際の裏話などエピソードが披露される度に、会場からは笑い声や拍手が湧き起こりました。
最後に、記念イベントとして、役所さんから今回の市民栄誉賞および市民の皆さんへの御礼として、最優秀男優賞を受賞した映画「PERFECT DAYS」の上映が行われました。
これは、役所さんご本人から提案され、これに賛同された映画製作会社・配給会社のご厚意により実現したものです。
観覧を終えた市民は、「何度も何度も見たいと思った深い映画だった⦅50代⦆。セリフがなくても表情や空気で伝えられている役所さんに感動した⦅10代⦆。ドラマで大好きになった役所さんを生で見ることができとても嬉しかった⦅小学生⦆。舞台に出てこられた時はオーラがすごくてゾクゾク鳥肌が立った⦅70代⦆。これからも映画はもちろんドラマなどでもたくさん見たい⦅30代⦆」と感動や喜びの声を語りました。

役所広司さんの今後のさらなる御活躍をお祈り申し上げます。

▽役所広司さんプロフィール
本市出身の67歳
諫早中学校、大村工業高等学校を卒業後、上京して千代田区役所に勤務。
その後、俳優の仲代達矢さんが主宰する「無名塾」に所属して俳優としての活動をはじめ、1983年のNHKの大河ドラマ「徳川家康」の織田信長役で注目を集める。
1996年には「Shall we ダンス?」など複数の映画で主演を務め、国内の数々の映画賞で主演男優賞を受賞。その翌年は「CURE」で東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したほか、主演を務めた今村昌平監督の「うなぎ」がカンヌ国際映画祭のパルムドール賞⦅最優秀作品賞⦆を受賞し、日本を代表する映画俳優としての評価を高めた。その後も国内外の数々の作品に出演し、2012年には紫綬褒章を受章。
本年、世界三大映画祭の一つフランスのカンヌ国際映画祭で、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督の作品「PERFECT DAYS」の演技で、最優秀男優賞を受賞。日本人の俳優が最優秀男優賞を受賞するのは19年ぶり2人目である。

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