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第169回直木賞受賞 垣根涼介さんに市民栄誉賞

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長崎県諫早市

~こうして壇上に立っているのは皆さんが私の本を買ってくれたから~
市は、『極楽征夷大将軍』で第169回直木賞を受賞した本市出身の作家・垣根涼介さんの功績を称え、「諫早市市民栄誉賞」を贈りました。市民栄誉賞の受賞者は、体操選手としてオリンピックの個人総合で2連覇を果たした内村航平さん、昨年の第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した俳優の役所広司さんに続き3人目です。

◆市民栄誉賞授与式を開催
3月24日、ホテルフラッグス諫早で「垣根涼介さん市民栄誉賞授与式及び記念イベント」を開催しました。
授与式では、市民ら約270人が見守る中、大久保市長が垣根涼介さんに表彰状を贈りました。
大久保市長は「直木賞を受賞されたことは、私たち諫早市民にとって本当に大きな誇りです。今後も、垣根さんが描く魅力的な作品を、ふるさと諫早市から市民の皆さんと共に楽しませていただきたいと思っています」と述べました。これに対し垣根さんは「25年近く物書き稼業をやっている。そして今日こうやって市民栄誉賞をいただくことができてとても感慨深い。まさか自分がこういう風になるとは思ってもみなかった。こうして壇上に立っているのは皆さんが私の本を買って読んでいただいたから。本当にありがとうございました」と述べられ、会場からは垣根さんの直木賞と市民栄誉賞の受賞を祝い、大きな拍手が送られました。
その後、大久保市長とのトークセッションが行われ、小説を執筆する際のエピソードや諫早での思い出話などを披露、大久保市長から諫早を題材にした作品の執筆を求められると「題材を調べたことはあるがなかなか難しい。少し時間をください」と応じられました。垣根さんのお話に、会場からは感心する声や拍手が湧き起こっていました。
最後に、抽選で選ばれた50人に対するサイン会が行われ、ひとり一人の宛名とともに今回受賞した『極楽征夷大将軍』の「気分がすべてだ。」という足利尊氏の言葉を添え、丁寧にサインをされました。

垣根涼介さんの今後のさらなる御活躍を期待します。

◇垣根涼介さんプロフィール
昭和41年諫早市生まれ。
長田中学校、諫早高等学校、筑波大学卒業。
平成12年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。
平成16年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、史上初の3冠受賞に輝く。
翌年、『君たちに明日はない』で山本周五郎賞を受賞。
令和5年『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞。

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