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健康テラス

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長崎県長与町

■アナフィラキシーとは

そのだ内科クリニック
苑田 文成先生

アナフィラキシーとは、アレルギーの原因となるものを食べる、触る、吸い込む、注入されるなどによって身体の中に入った時に、急激に進む全身に起こるアレルギー反応です。皮膚の痒み、喉の奥の痒み・違和感、などで始まることが多く、その後、息苦しさや立ちくらみが起きたり、全身に急速に悪化すると、死亡することがあり、緊急にアドレナリン筋肉注射、ステロイドや抗アレルギー薬の点滴が必要となります。
原因として食品、薬剤(ワクチンを含む)、検査で使用される造影剤、虫刺され(蜂、ヒアリ)などが多いようです。
食品としては乳製品、卵、ピーナッツ、小麦、そば、エビ、カニなどが多く報告されています。この中には、原因となる食品を食べただけでは症状がでないのに、食後2時間以内に激しく運動をすることでアナフィラキシー症状がおきる食物依存性運動誘発アナフィラキシーと呼ばれるものもあり注意が必要です。
アナフィラキシーを起こしたことがある人は原因物質を避けることは勿論ですが、アドレナリンの自己注射製剤(エピペン)の携帯を考慮する必要があります。

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