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躍動する長与人 Vol.03

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長崎県長与町

長与にゆかりのある、各分野で活躍している人を紹介します

■プロフィール
田口 涼太郎さん
長与南小学校、長与第二中学校出身。両親がテニスをやっていたことから6歳でテニスを始める。今年大学を卒業し、長崎県出身の男子選手では初となるプロテニスプレイヤーとなった。

■戦績
2017年 全国高等学校総合体育大会テニス競技大会 準優勝
2021年 全日本学生室内テニス選手権大会 優勝
2022年 全日本学生テニス選手権大会・ダブルス 優勝
2022年 全日本室内テニス選手権・ダブルス 優勝
2023年 ※CHENGDU 2021 FISU WORLD UNIVERSITY GAMES 男子ダブルス銅メダル、男子団体銅メダル
※「学生のオリンピック」と言われる世界大会。2021年開催予定だったが、コロナで延期になり2023年に開催された。

Q:プロになったきっかけを教えてください
A:もともとプロには興味がありませんでした。ですが、テニスを辞めるのももったいないと思い、大学卒業後はテニスの実業団に就職する予定でした。しかし、昨年の大正製薬リポビタン全日本選手権大会の2回戦で世界ランキング自己最高47位の添田豪選手と対戦し、負けはしたものの良い試合をすることができました。その時に「自分ももっと強くなりたい」、「世界で闘いたい」という気持ちが芽生え、プロになることを決意しました。

Q:これまでの道のりを教えてください
A:小中学校の時から毎日2時間練習をしていました。友達は学校が終われば遊びに行っていましたが、父親がテニスコーチをやっていたこともあり、僕は練習でした。正直に言うと、嫌々テニスをしていたことが多かったです(笑)。高校は全国制覇を目標に、地元を離れ、全国でも屈指の強豪校である大分舞鶴高校に進学しました。進学校なので勉強とテニスの両立に追われ苦しい時期もありましたが、3年間で大きく成長し、全国のトップレベルに上り詰めることができました。大学は近畿大学に進学し、強くなるためだけに4年間をテニスに注ぎました。部活は自主性を掲げており、やらされる練習ではなく、自分から強くなるために動く、練習するというルールがありました。また、同期、先輩にも全国のトップ選手が集まっていたので、日々自分を鼓舞し、他の選手に負けないよう練習に励みました。その結果大学3年生の時に初めてシングルスの日本一に。全国制覇という悲願を達成したこの日は、15年間テニスをやってきて初めて自分が報われたと思った最高の日でした。また、4年生ではダブルス日本一をとりました。テニス部の総監督は選手よりも競争心のある熱い人でした。何不自由なくテニスに没頭できる素晴らしい環境を総監督が整えてくれたので、僕は結果を残す事が出来たと思います。

Q:挫折や自信がなくなることはありましたか?
A:自分に自信がなくなることはありませんでしたが、負けが続く時期はありました。1人で考えるのではなく、勝つために、成長するためにどうするのかを大学の監督、コーチ、メンタルトレーナーと常に話し合うことで乗り越えました。

Q:今後の展望を教えてください
A:今年の4月からプロテニス選手として活動を始めましたが、長くプロテニス選手を続ける気はありません。4年間という期間を決めてテニスに打ち込み、世界で勝負をしたいと考えています。目指すところは四大大会のウィンブルドン、全米オープン、全豪オープン、全仏オープンです。そのために今は世界各地で行われているITFフューチャーズという大会を主に回っており、まずはシングルスでの初タイトルを目指しています。

プロテニス選手として、世界で闘うためにスポンサーを募集しております。
特に、地元企業からご声援いただけると本当に嬉しく思います。

■町民へメッセージ
僕は、長与町生まれ、小学校は長与南小学校、中学校は長与第二中学校に通いました。高校から長崎を離れ、それ以来長与に帰る機会も減ってしまいましたが、もっと強く有名になって長与に帰れるように頑張ります。ご声援よろしくお願いします。

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