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自治体の皆さまへ

【特集】水道週間

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長崎県長与町

■6月1日(木)~7日(水)
第65回 スローガン『水道水 安心・安全 これからも』

6月1日~7日は、水道週間です。長与町の水道に関心を持っていただくため、期間中にイベントを開催します。お気軽にお越しください。

▽水道週間イベント
日時:6月1日(木)10時~16時
場所:役場玄関前
内容:水道PRグッズの配布などを行います

▽浄水場見学
日時:6月6日(火)
場所:第1浄水場
申込み:5月23日(火)までに団体単位でお申し込みください

問合せ:第1浄水場
【電話】883-1012

■安心・安全でおいしい水をお届けするための様々な取り組み
▽『令和5年度水質検査計画』の策定
水質検査結果は全て基準値に適合していますので、安心して飲料水としてご利用ください。計画の概要や検査結果は、水道局窓口や第1浄水場、長与町水道局ホームページで公開しています。

▽インターネット受付
上下水道のお申込み(使用開始・使用終了)について、インターネットでご自宅からお手続きいただけます。長与町水道局ホームページよりお申込みください。

▽水道施設の更新
水道本管などの水道施設について、計画的に更新を行うとともに耐震化を進めております。工事等でご迷惑をお掛けすることもございますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

▽水道管の漏水調査
日中は各家庭のメーター器までの水道管、夜間は道路埋設の水道管について、出水の音を頼りに、漏水箇所を調査しています。宅地内に入って作業することもありますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。また、漏水が発見されたお宅には修繕のご案内をしております。(宅地内の修繕費用はお客さまの負担となります)

▽漏水している状態を放置すると…
宅内の水の出が悪化したり、浸水や地盤沈下につながるおそれがありますのでご注意ください。
給水管から蛇口まではお客さまの財産です。定期的に点検を行い、大切に管理しましょう。

■水道事業連載第1回
◆水道の現状と課題
◇水道の歴史
水道は私たちの生活に必要不可欠で重要なライフラインです。昭和35年10月に給水を開始した水道は、町のベッドタウンとしての発展、急速な人口増加に対応した水道整備事業を実施し、増大する水需要に対応してきました。令和3年度末現在給水人口は、37,146人、1日最大給水量11,883立方メートルで、日夜、清浄な水の供給に努めています。

◇長与町の水道施設
水道管の総延長は約245km。これは、長与町から福岡市までの直線距離の2倍以上の長さです。
また、町内には第一浄水場等の浄水施設(※1)が6箇所あります。川から取り入れた水は濁っていたり、不純物で汚れていたりしていますので、浄水場で薬品により濁りを沈殿させたり、ろ過することできれいにしています。
浄水場で作られた水は、一旦、配水池(※2)に送られてから、水道管を通って皆さまのご家庭へ届けられています。

◇老朽化した水道施設の増加
昭和40年代から大型団地開発が相次ぎ、都市化が急速に進むのに伴い、多くの水道管が新設されました。現在、これらの水道管の一部が老朽化してきており、これから順次更新の時期を迎えます。硬質塩化ビニル管などの耐震性の劣る管も多く布設されており、布設替えに合わせて耐震管に変更していく必要があります。
また、第一浄水場は建設後、60年以上経過しており、耐震性能が低く、災害に強い浄水場への更新が必要です。

◇財政収支の現状
水道事業の経営状況は、黒字決算となっており、財政状態においては資金不足も発生せず健全経営を維持しています。しかしながら、給水人口は減少傾向が続いており、現状の傾向が継続していくと水需要の減少に伴い料金収入が減少する可能性があります。また、近年、水道管や浄水施設などの水道施設の維持、更新に多くの費用が掛かっており、今後はさらに多くの費用が必要となることが予想されます。

◇収益的収支(※3)の推移

◇今後の施設整備の取組
今後、水道施設の老朽化に伴い施設の更新が予定されるなか、安心・安全な水の供給体制の確立と、災害時にも安定的な給水を行うための施設整備のため、経営基盤の強化が求められています。
町では、将来的な人口減少に伴う水需要に応じた適正規模での施設更新や広域連携推進の観点から、近隣市町との新浄水場共同整備の事業化に向けた協議を行っています。
6月号では「新浄水場共同整備に向けた取り組み」について詳しくご紹介します。

(※1)浄水施設…川などから取り入れた原水を水道水に処理する施設。
(※2)配水池…浄水場で作られた水道水を一旦貯めておく施設。家庭へ自然流下で水道水を供給するため、配水池は山の上など高い所に設置しています。
(※3)収益的収支…収入と支出の差額。一般的に1事業年度の営業成績を示す「損益(赤字または黒字)」は収益的収支で表す。
(※4)収益的収入…水道料金などの収入。
(※5)収益的支出…施設の維持管理や修繕などの費用の支出。

問合せ:
・料金・設備に関すること…上下水道課【電話】801-5831
・水質に関すること…第1浄水場【電話】883-1012

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