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介GO(かいご)の部屋(1)

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長崎県長与町

■認知症を知ろう
~いつまでも安心して暮らせる町を目指して~

◆~9月は世界アルツハイマー月間です!~
1994年「国際アルツハイマー病協会(ADI)」が世界保健機関(WHO)と共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。
皆さんは、認知症について正しく知っていますか?「認知症になると何もできない、何もわからない。」と思っていませんか?認知症になっても、仕事を続け、地域の活動に参加をし、これまでの生活を大きく変えずに自分らしく暮らしている人がたくさんいます。

◆認知症ってどんな病気?
認知症とは、何らかの原因によって脳が障害を起こし、認知機能(記憶力や判断力など)が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態のことをいいます。具体的な症状には、記憶・記銘(きめい)障害(とくに最近の出来事を覚えられない、思い出せない)や見当識(けんとうしき)障害(時間、場所、人物などを正しく認識できない)などの中核症状、不安、焦燥(焦る気持ち)、妄想などの行動心理症状があります。

◆どんな症状があるの?
○アルツハイマー型認知症
脳内に発生した物質が原因で脳の神経細胞が徐々に低下・死滅することで発症します。症状はもの忘れから発症することが多く、ゆっくりと進行します。
○脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患がもとで、脳の神経細胞の働きが低下・死滅することで発症します。障害が起きた脳の部位によって症状が異なるため、「まだら認知症」が特徴です。
○レビー小体型認知症
脳内にレビー小体という物質が蓄積されることにより、脳の神経細胞が損傷を受け発症します。現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり歩幅が小刻みになって転びやすくなる症状が特徴です。
○その他
性格の変化を特徴とする前頭側頭型認知症や、アルコールや薬物性のものなど多岐にわたります。また、64歳以下の人が発症する認知症は若年性認知症とよばれます。

◆もの忘れと認知症のちがい
○加齢によるもの忘れ
体験の一部を忘れる
例)朝ごはんになにを食べたか思い出せない
・自分が忘れていることに自覚がある
・ヒントがあれば思い出せる
・日常生活に大きな支障はない
○認知症による記憶障害
体験そのものを忘れる
例)朝ごはんを食べたこと自体を忘れてしまう
・物忘れをしている自覚がなく頻繁に起こる
・ヒントがあっても思い出せない
・日常生活に支障が出る

◆認知症予防のための生活習慣のポイント
○バランスの良い食事
毎日の食事の中で様々な食材をバランスよく楽しみながら摂取することを心がけましょう。
○適度な運動習慣
適度な運動は生活習慣病の予防になりますし、からだ全体の血流も良くなり脳機能を活性化させます。無理なく継続して行いましょう。
○規則正しい生活リズム
規則正しく生活リズムを保ち、日中の活動を取り入れ、質の良い睡眠を心がけましょう。
○社会活動への参加
趣味や人との交流を通しての楽しい会話や笑顔は、脳の活性化につながります。自分に合った活動に積極的に参加しましょう。

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