まちづくりの主役は皆さんです できることから始めよう!
■協働とは…
「異なる立場の人が、同じ目的に向かって、それぞれの特性を生かして行動すること」
普段の生活の中で困っていることはありませんか?1人や1つの団体でやるより、いろいろな強みを持った人たちと一緒に考え、一緒に汗をかいて(行動して)課題解決に向けて取り組んでみると、よりよい結果につながるかもしれません。
現在、少子高齢化や人口減少、地域のつながりの希薄化など、地域課題がますます多様化・複雑化している中で、「公平・公正なサービス」を原則とする行政だけでは対応することが難しくなっているのが現状です。一方で、住民にとっても、個人や地域だけでは解決できない状況となっており、行政と住民、地域と企業、学校と地域など、さまざまな主体が”協働”して地域課題を解決することが重要になっています。
■協働のイメージ
異なる立場の人が➡住民、地域、宅配業者、行政
同じ目的に向かって➡福祉の向上
それぞれの特性を生かして行動する➡これならできる!地域で高齢者の見守り
◆[例]目的:福祉の向上
高齢者の見守りをしよう!
◇住民
近所の高齢者の方に挨拶をして、気になった事は自治会に相談します!
普段何気なくしている挨拶が、実は見守り活動に繋がります。すぐに相談できる自治会があるのも強みです!
◇地域
自治会を例にすると…
回覧板を回す時に様子を確認し、異常があれば行政に報告します!
普段からお隣さんとのコミュニケーションを取ることでちょっとした異変に気付くことができます。
◇宅配業者
宅配時に様子を確認し、異常があれば行政に報告します!
配達のついでに見守りができ、困ったことはすぐに行政に相談できます。
◇行政
地域の方の協力(報告)で、すぐに支援を行います!
高齢化が進む中で、行政だけでは把握できない問題が増えています。たくさんの方の協力で、必要な方にすぐ支援をすることができます!
◇協働のポイント
それぞれの“これならできる”が集まって、地域みんなで高齢者の見守りを行っています。
長与町の自治会についての動画をYouTube「自治会ベビー」で公開しています!
・自治会概要紹介編(※本紙二次元コード参照)
「次から、長与町での“協働”の事例を紹介するよ♪」
■事例1 目的:町民の健康増進
◆長与町体験型健康づくりイベント
「知っ得・納得・測っ得」
-自分の身体・家族の身体は大丈夫?-
[取組団体]
◇企業・NPO法人
・各イベントブースの企画・運営
・関係団体への依頼
・周知
「健康づくり推進連携協定締結事業」については、町ホームページをご覧ください。
◇長与町(健康保険課)
・開催場所提供
・目的共有
・協力団体の取りまとめ
・周知
健康づくりのために何かできないかという話から、長与町と健康づくり推進連携協定締結事業所や、日頃から健康づくりに取り組んでいる事業所等と、長与シーサイドマルシェにあわせ、体験型健康づくりイベントを協働で開催しました。イベントでは、「健康への関心を高め、運動習慣の定着及び健康状態の把握を促進し、健康寿命の延伸を図る」という目的を共有し、それぞれの得意分野で各種測定や運動プログラムなどのブースを企画運営しました。
◇協働のポイント
行政ができることと、民間が得意なことを1つのイベントで合体させ、民間企業にとっては周知面やイメージアップなど今後の事業にプラスになるような形で実施ができるように取り組みました。他のイベントと複合的に実施することで、大きな効果がうまれ、参加者と運営側双方にとっても、楽しくメリットの大きなイベントとなりました。
■事例2 目的:町内の子育て支援の充実
◆ファミリーサポートセンター
[取組団体]
◇町民(協力会員)
・送迎や預かりなどお子さまのお世話
・交流会の参加
◇企業(イオンタウン)
・利用無料券の配布
・運営に対する寄付
◇地域(ながよみかん娘)
・支援場所の提供
・見守り
◇長与町(こども政策課)
・窓口
・支援場所の提供
ファミリーサポートセンターとは、お手伝いをしていただける方(協力会員)と、お手伝いをしてほしい方(利用会員)が、子育ての助け合いを行うシステムです。また、窓口を長与町へ移し、令和4年6月から始まった「cocosukiながよ」では、イオンタウン長与の協力のもと、2時間の利用無料券を貰うことができるようになりました。長与町では登録の受付や協力会員への研修などを行ったり、町営施設を支援場所として提供しています。町営施設がお休みの日曜日には、町の地域活性化のために活動している”ながよみかん娘”が、月1回みんなの居場所「きらり」にて支援場所を提供しています。
長与町と企業が協力して、利用者が利用しやすく、地域の協力により、日曜日にも利用できる環境が整いました。”協働”という手段で幅広い方の利用へと繋がる仕組みを作ることができました。
詳しくは、町ホームページをご覧ください。
◇協働のポイント
1つの組織が行うより、それぞれの個人・団体のできることが集まって協力することで、今までよりサービス向上へと繋がり、みんなで子育て中のパパママを助けています。
■事例3 目的:子どもたちの異文化交流促進
◆大学生による「異文化交流会」イベント
~外国人留学生と長与町の魅力について考えよう~
[取組団体]
◇地域(長与南地区コミュニティ運営協議会)
・チラシの配布
・活動促進
・周知
◇大学生
・企画
・運営
・チラシの作成
・申し込み受付
◇長与町(地域安全課)
・支援
・補助
大学生の「子どもたちに異文化を広めたい!」、「地域のために何かできることをやりたい!」という強い思いから始まったこのイベント。企画・運営を大学生自ら行い、企画に賛同した長与南地区コミュニティ運営協議会が、大学生が作成したチラシを使って参加者の募集支援を行いました。また、長与町では「長与町大学による地域活性化事業補助金」の紹介や、企画・運営に関する相談を受け、大学生の地域活性化活動に対する支援を行いました。
◇協働のポイント
地区コミュニティの協力、行政の支援、そして、なにより「地域のために何かできることをやりたい!」という大学生の強い思いが集まり、参加した子どもたちは普段なかなか体験できない外国人留学生との交流を通して、自分たちのまちの魅力について考えました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>