9月3日から20日まで開催された9月定例議会において、1年間に、皆さまに納めていただいた税金や、国・県から町に入ったお金がいくらで、どのように使われたかを示す「令和5年度決算」が認定されました。そこで今回は、令和5年度の一般会計・特別会計および企業会計の決算概要や町の財政状況はどうなっているのかを皆さまへお知らせします。
◆令和5年度長与町一般会計決算の概要
令和5年度の一般会計決算は歳入総額が159億1,301万円(昨年度比+3.0%)、歳出総額が147億5,895万円(昨年度比+3.2%)となり、前年度決算額より増加しており、長引く物価高騰の影響で依然として総額が膨らんでいる状況です。
目的別の増減としては、令和5年度から新図書館等複合施設整備事業を本格的に始動したことなどにより総務費が前年度比で5億7,048万円増加(+37.6%)しました。また、低所得世帯及び子育て世帯に対する給付金などにより、民生費が前年度比で3億2,868万円増加(+5.6%)しました。
〈令和5年度に行った主な事業〉
・民生費 低所得世帯支援給付金4億2,713万円、出産子育て応援(給付金等)事業3,154万円など
・総務費 新図書館等複合施設整備事業5億9,178万円、消防第2分団格納庫建設事業3,637万円など
・教育費 学校給食公会計化事業1億8,806万円、地域運動部活動推進事業1,686万円など
・衛生費 省エネルギー型家庭用電化製品購入事業補助金1,117万円など
・土木費 西高田線街路整備事業1億2,897万円、公園長寿命化(天満宮公園等)事業2,390万円など
■01 一般会計の決算
自主財源 44% 依存財源 56%
金額は、1万円未満を端数処理しています。
■02 基金・町債
※基金…災害などの不測の事態や財源不足に備えるため又はある特定の目的のための積み立て(貯金)
※町債…学校、道路、施設などを建設するために発行した起債(借金)
(備考)
一般会計の残高には、地方交付税の代替措置として発行される「臨時財政対策債」の残高56億6,877万円が含まれています。
▽長与町の決算(一般会計)を家計簿に例えると…(月収30万円と仮定して)
貯金残高、ローン残高については年収360万円とした場合
貯金残:1,216,600円
翌月への繰越(A-B)=21,800円
ローン残高:2,881,900円
■03 一人あたりで考えると…
・一人あたりの町税負担額は…119,490円です。
・一人あたりに使われた町のお金は…一般会計で373,436円です。
※一人あたりの町税負担額および使われたお金の算定は、令和6年3月末の住民基本台帳人口(39,522人)を基にしています。
■04 都市計画税~こんな事業に使っています~
都市計画事業費の財源内訳:
都市計画事業費:
▽都市計画税とは
街路や公園の整備などを行う都市計画事業や土地区画整理事業に要する費用にあてるための目的税で、1月1日現在において、都市計画区域のうち市街化区域に所在する土地・家屋の所有者に固定資産税と合わせて納めていただくものです。
▽都市計画税の税額の計算方法
税額=課税標準額×税率(0.3%)
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