[特集]吉田愼一町長 就任あいさつ

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このたびの長与町長選挙におきまして、町民の皆さまをはじめ、各方面からの温かいご支援とご厚情を賜り、引き続き町政の舵取り役をさせていただくことになりました。4期目を迎え、改めて、課せられた使命の大きさと職責の重さに身が引き締まる思いであり、町政発展のために全力を尽くしてまいる所存でございます。
さて、ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、あらゆる活動が大きく制限されておりましたが、昨年あたりからようやく落ち着きを見せ、私たちの日常生活も以前の状態に戻ってまいりました。そのような中、株価の上昇や多くの企業で賃上げの動きが加速するなど、経済の動きが見られるようになりましたが、国際情勢の影響等もあり賃金の上昇が物価上昇に追いつけず、私たちの生活は、依然として厳しい状況が続いております。世の中が大きな転換期を迎えている中で、今回4期目の職務を果たしていく訳ですが、これまで同様、町長との「ほっとミーティング」や「まちづくり提案箱」をはじめ、あらゆる機会をとらえ町民の皆さまの貴重なご意見をお聞きしながら、さまざまな課題に対し、ひとつひとつ丁寧に取り組んでまいりたいと考えております。
また、これまで、町政運営を行う上で、ソフト面とハード面の2つの視点からアプローチしてまいりましたが、ソフト面につきましては、「子育て」「教育」「健康づくり」に「遊び心」を取り入れた施策を展開してきたところです。それぞれの分野におきまして、着実に成果をあげてきているところですが、ひとつの例として、「健康づくり」の分野におきましては、令和4年度に、体力つくり優秀組織として「文部科学大臣賞」を受賞。令和5年度に、長崎県版健康寿命の評価指標におきまして、県内全自治体の中で、最も優秀な自治体として「ヘルシータウン賞」を受賞いたしました。また、「教育」の面でも、休日における中学校部活動の地域移行や学力の向上など着実に成果を上げつつあります。このように、これまで積み重ねてきたものを大切にするとともに、これからの4年間におきましても、「子育て」「教育」「健康づくり」に「遊び心」を加えたものを柱として、様々な方々と連携を図り、この柱にさらに磨きをかけ進化させてまいりたいと考えております。
2つ目の視点であります、ハード面につきましては、現在進行中の「高田南土地区画整理事業」、「都市計画道路西高田線」、「一般国道207号」、「図書館と健康センターの複合施設」の整備などでございます。「高田南土地区画整理事業」につきましては、令和7年3月末に造成工事の完成を予定しております。また、「都市計画道路西高田線」につきましても、令和9年3月の完成を目指し着実に事業を進めるとともに、県の方で整備して頂いている「一般国道207号」につきましても、引き続き近隣自治体とも連携し、早期完成を国・県に要請してまいりたいと考えております。そして、新たな交流やにぎわいの創出づくりの拠点となる「図書館と健康センターの複合施設」につきましては、令和6年度中に建設工事に着手し、令和9年4月のオープンに向けて一歩ずつ歩みを進めてまいります。
また、新たな取り組みといたしまして、ソフト面では、更なる教育環境の充実を目指し、「小学校・中学校の9年間を通した義務教育のあり方」について検討するとともに、ハード面では、安定した水源確保と施設整備や運営にかかるコストの縮減を図るため長崎市との「新浄水場共同整備事業」を進め、あわせて、岡地区での新たな農地基盤整備により、高付加価値の柑橘栽培にも着手してまいりたいと考えております。
今後とも、「100年安心の街づくり」に取り組み、「幸福度日本一の長与町」の実現を目指して努力してまいります。皆さまにおかれましては、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任のあいさつといたします。

◆これまでの主な取組
・体力つくり優秀組織として文部科学大臣賞受賞
・ヘルシータウン賞受賞
・高田南土地区画整理事業
・都市計画道路　西高田線
・図書館と健康センターの複合施設整備事業
・一般国道207号の整備
・長崎市との新浄水場共同整備事業
・原爆救援列車モニュメント設置(道ノ尾駅)