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自治体の皆さまへ

-あなたの一歩を応援します-発見トライ人

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長崎県長崎市

ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?

◆『写真を通して平和を継承する』挑戦
Studio One Nagasaki 草野優介さん

▽トライ年表
2009年12月
・被爆者 深堀さんと出会う
2011年3月
・深堀さんのライフヒストリーをまとめる
2014年9月
・長崎平和推進協会の写真資料調査部会へ入部
2022年6月
・継承フォトワークショップ1回目を開始
2023年7月
・継承フォトワークショップ2回目を開始

◆被爆者の思いを写真に込めて
草野さんは、カメラマンとして働く傍ら、写真を通して平和を継承する活動を行っています。
長崎で生まれ育った草野さんは、小さな頃から戦争や平和について触れてきました。大学時代には研究の一環として、被爆者の深堀好敏(よしとし)さんのライフヒストリー(個人の生き方や人生についてまとめた個人史)をまとめました。この出会いがきっかけとなり、社会人となった後も、深堀さんが当時、部会長を務めていた長崎平和推進協会の写真資料調査部会へ入部。深堀さんの活動をレンズ越しに追い続けました。
このように、誰かの人生を追いかける中で、その人の考えに触れるという経験を学生などの若い人にも体験してもらいたいと、「継承フォトワークショップ」を行っています。この取り組みでは、取材を通して被爆者のかたの人生に触れ、その思いを写真に込めて平和を伝えています。取材では、被爆当時のことだけでなく、前後の人生についても聞くことで、被爆者のかたも今と同じように家族や友達との大切な日常を送っていたことに改めて気付くそう。
これまで、延べ55人の参加者が被爆者のかたの平和への思いをカメラを使って発信してきました。若者の視点で捉えた写真や言葉には、「被爆者なき時代」を見据え、自分なりの伝え方を模索する思いが現れているそう。
草野さんは「伝え方をさらに工夫して、平和を発信していきたい」と語りました。
今年度の作品は、12月5日から28日まで原爆資料館で見ることができます。

◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽対話
取材を通して、被爆者のかたと対話ができる「継承フォトワークショップ」。参加者にとって、気になることを直接、質問できる時間は貴重だという。また、じっくり対話をしてから撮影する写真には、その人らしい雰囲気や表情が引き出されているのだそう。

▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。

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