■『鎧(よろい)竜の背中』
(分類)装盾(そうじゅん)亜目・鎧竜下目/(産地)アメリカ/(時代)白亜紀
一見ただの石ですが、鎧竜という植物食恐竜の背中にある皮骨(ひこつ)と呼ばれる骨です。骨の成分であるコラーゲン線維が複雑に絡まり、特殊な構造をしています。腕や足の骨とは違い、敵の攻撃を防ぐ“鎧”となっていました。ワニなど皮骨を持つ現生動物の研究から、皮骨には防御以外にもカルシウムの貯蔵などの役割もあったとされています。
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