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自治体の皆さまへ

発見!トライ人ーあなたの一歩を応援しますー

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長崎県長崎市

ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?

■『医学発祥の地長崎から世界を目指す』挑戦
株式会社フィールドワーカーズ
代表取締役 星 友矩(ほし とものり)
▼トライ年表
2010年
・長崎大学で研究を始める
2019年
・ロンドン大学へ留学した際、衛生害虫対策のベチャー企業を運営する大学教員に刺激を受ける
2021年12月
・九州・大学発ベンチャー振興会議のシーズ育成金獲得
2022年6月
・(株)フィールドワーカーズ設立

▼蚊やマダニに悩まない社会を実現するために
長崎大学熱帯医学研究所の研究者である星さんは、病気の原因となる蚊やマダニの対策を研究する企業や研究機関向けに、より効率の良い研究用の道具を開発して製造・販売する企業を設立しました。熱帯医学研究所は日本で唯一、専門的に熱帯医学に取り組む公的機関。この研究所で感染症対策の研究をしたいと思い、長崎にやってきたそうです。
世界では蚊やマダニを介して広がる感染症で亡くなる人がたくさんいます。星さんはより効果的な対策方法や人の健康、衛生に関わる害虫の研究を進めるため、熱帯医学研究所の知見と3Dリンターを使い、効率よく実験ができる道具を開発しています。
例えば、「昆虫の捕獲装置」。これまでは口で管を吸って虫を吸引する装置が主に使われており、排出時に虫を傷つけていたそう。そこで、星さんは装置を電動化し、虫の排出機能を付けました。虫を傷つけずに捕獲できるようになりました。研究者の目線で新商品の開発ができる星さんならではの発明品です。
熱帯医学研究所の研究者として道具を開発し特許を取得後、企業経営者として特許を活用し、製品を販売している星さん。次世代の育成にも取り組んでいて、小中学生に3Dプリンターの技術を指導中です。新たなアプローチで長崎から世界の感染症対策にチャレンジしています!

▼「挑戦」に不可欠なものは?
▽3Dプリンター
多くの製品を3Dプリンターで製造しています。持ち運びできるため、蚊が発生するシーズンに合わせて、世界の需要が高い地域に移動しながら製造・販売ができるそう。他にも名刺ケースなど、アイデアのままに何でも作っています。

■あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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