ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?
◆『子どもたちのために楽しい畑をつくる』挑戦
福田つんなむファーム
黒田 唯介(ただすけ)さん
▽トライ年表
2020年4月
・畑の整備を始める
2022年4月
・福田つんなむファームを結成して、野菜を植える
2022年10月
・初収穫!
2022年11月
・芋ほり体験開催
2023年4月
・野菜収穫体験開催
2023年5月
・収穫祭を初開催。子どもたち約40人が参加
◆原動力は子どもたちの笑顔
合わせて400坪以上ある4つの畑「福田つんなむファーム」ではたくさんの野菜が育てられています。実はこの畑、交流の場なんです。
3年前、放置された農地の管理を任された黒田さん。「地域や子どもたちのために何かしたい」と考えていたことから、子どもたちの居場所になるような畑を作ることを決意。有志の皆さんの力を借り、2年ほどかけて畑として使えるように準備をしたそう。他の畑と違う点は、子どもたちが遊べるように何も植えていないスペースを残しているところ。
幼稚園やこども園と連携し、畑ではこれまでたくさんの子どもたちが、芋やさやえんどう、玉ねぎなどの収穫体験をしました。5月にはレタス、そら豆、カブなどの野菜を収穫して、さつまいもの苗を植える「収穫祭」を開催。大学生も10人ほど参加し、子どもたちと一緒に収穫を楽しんでいました。
採れた野菜は、月に1回開催される福田こども食堂にも提供しています。畑があることで、採れたての新鮮な野菜を届けられます。野菜は子どもたちの健康のために、無農薬で栽培しているそう。
黒田さんは、いつか長崎の伝統野菜を子どもたちに見せたい食べさせたいと、長崎大学の講座で育て方などを受講中。
また、採れたての野菜をその場で簡単に調理して食べられるような設備を畑に作って、子どもたちに振る舞うのが夢だと話していました。
◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽喜んで来てくれる子どもたち
子どもたちに楽しんでほしくて活動を続ける黒田さんは、毎日の農作業も全く苦ではないそう。小学生の送り迎えや朝のあいさつ運動をするなど、いつも温かく子どもたちを見守っています。
▽あなたの気になるトライ人募集!
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