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自治体の皆さまへ

-あなたの一歩を応援します-発見トライ人

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長崎県長崎市

ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?

◆『もったいないものを生かす』挑戦
森林ボランティア団体 TAKE NO EN 内藤恵梨さん

▽トライ年表
2017年
・タイ国境沿いのミャンマー難民キャンプ訪問
2019年8月
・株式会社EN設立
2020年12月
・放置竹林の相談を受ける
2021年4月
・TAKE NO EN設立
2021年7月
・第1回防災イベント開催
~2023年7月
・第5回防災イベント開催

◆もったいないものをとにかく使う
内藤さんは日見地区でカフェとトレーニングジムを経営する傍ら、森林ボランティア団体の代表として放置竹林の整備などを行っています。
内藤さんの活動の柱にあるのは、もったいないものを生かすこと。きっかけは6年前、海上自衛隊を退職し、人生を見つめ直していた時に訪れたタイ国境沿いの難民キャンプで、貧しい子どもたちに出会ったことだと言います。日本の食品ロスに目を向け、何とかしたいと思った内藤さんはもったいないものを生かすことをコンセプトにした会社を設立しました。現在は、見た目が悪いなどの理由で廃棄予定だった食品を加工してカフェで提供しています。
森林ボランティア団体を設立したきっかけは近所のかたから竹林の管理が行き届かないという悩みを聞いたこと。それを聞いた内藤さんは仲間と共にインターネットで調べたり、少しずつ道具をそろえながら整備を始めたと言います。今では整備の技術がかなり上達したそうです。伐採した竹などは無駄にせず、動物園に寄付したり、仲間がアクセサリーを作ったりしています。
子どもたちが環境問題や防災に興味を持つきっかけを作りたいと、楽しい体験ができる防災イベントも年2回開催しています。今年のイベントでは流しそうめんを行い、子どもたちが竹を切って器を作りました。
竹林の整備によって地滑りが起きにくくなるなど、整備は防災につながると内藤さんは考えます。これからも、子どもたちを巻き込んで地域を発展させ、未来の長崎の林業を担う若者が増えることを願っていると笑顔で語りました。

◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽仲間
TAKE NO ENの活動には内藤さんの知り合いのほか、林業に興味がある学生や障害者就労支援施設のかたなどが参加しています。どんどん輪が広がり、7月の防災イベントは約80人が集まったそう。興味があるかたはぜひ参加してみてください!

▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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