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[特集]長崎スタジアムシティついに開業(1)

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長崎県長崎市

10月14日(祝)に長崎スタジアムシティが開業します。今回の特集ではV・ファーレン長崎の高木琢也C.R.Oと安部大晴選手、長崎ヴェルカの髙比良寛治選手に期待や新たな楽しみなどについてインタビュー。長崎スタジアムシティにある施設も詳しく紹介します。

■Interview1 ここでしかできない体験を
◆高木 琢也
V・ファーレン長崎取締役兼C.R.O。元サッカー日本代表。豪快なプレーで「アジアの大砲」と呼ばれた。2013年にV・ファーレン長崎の監督に就任し、2017年にJ1昇格へ導いた。

▽長崎スタジアムシティにどんな期待をしていますか?
世界に類を見ない施設が完成したと思っています。長崎の新たなランドマークとして人々が集まる空間になるでしょう。皆さんにとっては趣味や楽しみの選択肢が増え、買い物や飲食も今まで以上に楽しむことができます。
また、長崎市での雇用機会が増え、交流人口の増加といった地域創生にも貢献できると思います。訪れた子どもたちがスポーツに関わる仕事に憧れを抱くきっかけとなるかもしれません。もし私の幼少期にこのような施設があったら、その存在を目標に勉強し、今とは違った未来があったかもしれません。
完成間近のピーススタジアムを訪れた時、満員の観客を想像するとワクワクしました。スタジアムは陸上トラックなどがない、サッカー専用のスタジアムです。ホームスタジアムとしての感覚が強くなることで、選手たちのモチベーションも高まります。他にも、ホテル棟にあるプールやサウナなど、リラックスできる贅沢な体験ができる施設も魅力の1つです。

▽長崎に戻ってこられた高木さんの目から見て、今の長崎はどうですか?
長崎のまちはどんどん変化していっていると感じます。新しい施設が次々と完成し、進化を遂げています。この進化をうまく活用して、長崎にたくさん人を呼び込みたいです。
ホテルや新幹線も開業し、外国人を歓迎する環境が整っているため、国内だけでなく海外からの訪問客も増えると思います。特にアジア圏の海外遠征チームとも交流できればと思っています。長崎市は食も魅力の一つなので外国人にも喜んでもらえるはずです。
この施設を訪れた皆さんには、スポーツ観戦だけでなく、これまでにない体験を通じて長崎の魅力を感じてもらいたいですね。

■Interview2 選手とサポーターの近さで高まる結束力
◆安部 大晴
2021年5月に県内初の「現役高校生Jリーガー」としてJリーグデビューを果たす。

私は子どもの頃から長崎市でサッカーをしていましたが、地元にこんな大きなスタジアムが建つとは思いませんでした。
新スタジアムに初めて入った時は、ピッチと観客席の近さにとても驚きました。ピッチ自体も素晴らしいですが、その「サポーターとの近さ」が特にお気に入りです。実は選手ベンチも観客席に埋め込まれているんです。スタジアムの設計については、高田社長が海外のスタジアムを視察したり、選手たちの要望を聞いたりしてつくられているので、選手にとっても非常に使いやすいです。ピッチが近いことで、サポーターは選手同士の指示や励ましの声も聞こえてくるでしょうし、私たちも応援の声をグッと近くで感じることができます。ゴールを決めた時、これまで以上にサポーターと近くで一緒に喜べるのでとても嬉しいですね。
スタジアムシティには飲食やアクティビティなどがあると聞いています。実を言うと私は高いところが苦手ですが、一度はジップラインに挑戦したいと思っています。
新スタジアムは駅からのアクセスも良くなり、今までよりも多くのかたが足を運びやすくなるので、ぜひ応援に来てほしいです。試合に勝った時の喜びも負けた時の悔しさもサポーターと一緒に分かち合いながら精一杯プレーしたいです。

■Interview3 夢を与える場所になる
◆髙比良 寛治 
2020年クラブ設立から長崎ヴェルカに在籍。三度キャプテンを務めた。

この4年間、長崎ヴェルカは最速でB1へ昇格するなど多くの歴史を築いてきました。そして今シーズンから、ハピネスアリーナで試合ができます。自分の身体もこれまでで一番整っています。昨シーズンは個人的にもチームとしても悔しい思いをしたので新シーズンのために、より一層気持ちを入れて準備しています。
ハピネスアリーナは私たちやブースターに「このアリーナで日本一を目指す」という成し遂げたい夢を感じさせてくれるアリーナです。また、応援に来てくれる子どもたちの憧れとなるようなプレーをしたいとも思っています。夢が現実となった子どもたちと将来一緒にプレーするのが楽しみです。
長崎スタジアムシティにはバスケ以外の楽しみもそろっているのが魅力です。訪れること自体が楽しみになる場所ですね。ちなみに、私のお気に入りは練習所の屋上にあるフットサルコートの芝です。芝の肌触りが良く景色も良いので、いつかそこで昼寝してリフレッシュしたいです。
10月27日にはバスケとサッカーの試合が同時に開催されるので、どちらも楽しむこともできます。たくさんの人がスタジアムを通してスポーツに興味を持ち、自分たちのプレーで長崎が盛り上がってほしいです。

問合せ:スタジアムシティ連携推進室
【電話】829-1215

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