ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?
■『子どもたちでにぎわう商店街を守る』挑戦
中通り商店街 青年部
近金(ちかがね)幸太郎さん
伊藤弘喜(ひろき)さん
▽トライ年表
2023年10月
・伊藤さんが市の空き店舗活用補助金を利用して「M’sMarket」を中通り商店街に開業
2023年12月
・青年部設立
2024年7月
・青年部設立後初めてのイベント「七夕」を開催
20××年
・中通り商店街の空き店舗が0に
◆活気ある商店街をつくるために
400年の歴史をもつ中通り商店街。かつて、家族連れでにぎわっていた街並みも、最近では空き店舗が増えて寂しい印象に。そんな中、2人の若者が、商店街に新たな魅力を生み出そうと立ち上がりました。市の空き店舗補助金を活用し、同商店街に新たな店を構えた伊藤さんと、同商店街で生まれ育った近金さん。「商店街をもっと盛り上げたい」という思いが一致し、昨年12月に「中通り商店街青年部」を設立しました。若者ならではの視点でイベントを企画し、商店街を再び活気付けようと奮闘しています。
青年部では7月7日に、初めてのイベント「七夕」を開催。一足早く夏祭りを楽しもうと、老若男女問わず、約1600人もの人が集まりました。合奏団による開会式やフレアカクテルショー、12店舗の出店などを楽しむ人で会場は大盛り上がりでした。
しかし、同商店街の組合会員数が減少していることから、「七夕」の企画・運営は、人手が足りず難行したそう。そのため、音響設備の設置やチラシの作成などは自分たちで行っていたんだとか。近金さんは、「横のつながりを大切にしたい」と考え、チラシ配りやイベントへの協力依頼を直接会って行いました。その結果、新たな仲間やコミュニティが生まれ、今後も頑張ろうと思えたそうです。
さっそく、青年部では2千人の集客を目標に次のイベントを企画中。歴史的な趣と現代的な楽しさが共存するハイブリッドな商店街を目指して、2人の挑戦はまだまだ続きます。
◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽中通り商店街
中通り商店街の良さを地域住民に知ってもらえるように、3カ月に一度お便りを作成し、住民への情報発信に努めている2人。また、商店街を長く残していくために、ここで店を出したいと思ってもらえるように盛り上げていきたいそう。
▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。
自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。
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