ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?
◆『ネット空間の安心をつくる』挑戦
長崎大学 サイバーマリンズ
▽トライ年表
2023年5月
・長崎大学サイバーマリンズ発足
2023年6月
・県警とセキュリティ企業との合同勉強会へ参加
2023年10月
・県立大学との合同捜査演習会への参加
2024年2月
・県警から感謝状授与
20XX年
・システムの開発に成功
◆実は地道なネット空間のパトロール
近年、インターネットを介した詐欺や闇バイトにからむ事件が増加傾向にあります。そんな事件を未然に防ぐため、長崎大学サイバーマリンズは県警と一緒にネット空間の「パトロール」活動を行っています。代表のキム・チェスンさん自身も、この活動を始める前、迷惑メールが届いたり、詐欺サイトを見かけたりして、危険を感じたことがあったそう。
パトロールは、講義後や休み時間などを活用して取り組んでいて、サイトやSNSの投稿を一つ一つ自分の目でチェックし、怪しい情報を県警に通報しています。ネット空間には危険な情報が潜んでいて、メンバーは活動を通じて、いろいろな危険性を目の当たりにしてきました。県警にとって、学生の協力により、ネット空間のパトロールの目が増えることはとてもありがたいそう。もしも皆さんが、怪しいサイトなどを偶然見かけても、クリックせずに県警へ通報してほしいとメンバーは口を揃えます。
他にも、県警やセキュリティ企業との勉強会や捜査演習会などに参加し、ネット空間の危険性について学びを深めています。メンバーにとって、普段はなかなか関わることがない県警のサイバー捜査官やセキュリティ企業のかたの話を聞くことができ、将来の仕事がイメージしやすくなるのも魅力なんだとか。
ネット空間が少しでも安全な場所になるよう、今後はもっと効率的にパトロ―ルできるようなシステムの開発に取り組んでいきたいそう。今後の活躍にも目が離せません。
◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽協力できる仲間の存在
情報があふれるネット空間のパトロールは、とても地道な作業。日々情報が増えていくため、活動の成果が見えにくく、モチベーションを保つのが難しいそう。そんなとき、仲間と協力できることが心の支えになっているとのこと。
▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。
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