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自治体の皆さまへ

[特集]煙の行き先への配慮(2)

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長崎県長崎市

■望まない受動喫煙を防ぐために
◆健康増進法を守りましょう
2ページでも紹介した「健康増進法」では、店舗やレストランなどの施設は原則屋内禁煙と定められています。
設置できる喫煙室の種類を制限することで、受動喫煙を防ぎます。

(1)多くの施設で屋内は原則禁煙
たばこの煙を気にせずに飲食できます

(2)20歳未満は喫煙エリア立ち入り禁止
子どもをたばこの煙から守れます

(3)屋内では喫煙専用室で喫煙を
喫煙者も安心してたばこが吸えます

(4)喫煙環境を表す標識を必ず掲示
喫煙可能かどうか一目で分かります

◆他にもこんなシーンで配慮を
・妊婦の近くで
受動喫煙により、乳幼児突然死症候群(SIDS)や低出生体重・胎児発育遅延など、胎児の発育に影響を及ぼす恐れがあります。

・子どもの前で
子どもは体が小さく、体重あたりの有害成分量が多くなります。受動喫煙の影響もその分大きくなり、ぜんそくやアレルギーが悪化することも。

・ペットの前で
たばこの副流煙は人だけでなく、一緒に暮らすペットの健康にも悪い影響を与える可能性があります。

▽知っていますか?
例え換気扇の下や空気清浄機の前で吸ったとしても、有害物質は喫煙者の髪や衣類、カーテン、ソファなどに付着し、部屋の中に長くとどまります。吸い終わった後にも注意が必要です。

■Interview 喫煙者と禁煙したかた
▽昔よりも周りの人に配慮して吸っています
Yさん 51歳 喫煙歴31年

喫煙室でたばこを吸っていると、周りの人との会話がはずむ時があります。会議室では緊張感があって話しづらい相手でも、喫煙室ではリラックスして話せるため、1つのコミュニケーションの場だと思っています。
一方で、たばこを吸わない人の気持ちをこれまで以上に大切にしないといけないとも思っています。たばこの煙が相手に与える影響や非喫煙者の声などを知ったうえで、たばこを楽しみ、周りの人も快適に過ごせるようにしたいですね。

▽家族の健康を守るために愛煙家を卒業
Sさん 42歳 禁煙歴6年

結婚を機に、将来の家族(子ども)のことも考えるようになり禁煙を決意しました。まずは電子たばこに変更して徐々に本数を減らしていき、禁煙に成功しました。以前は意識的に口臭対策をしていましたが、禁煙したことで気にする必要がなくなりホッとしています。
子どもに口臭いとか言われると嫌だなーって思いませんか?子どもに嫌われる育児生活なんて想像したくありません。自分や周囲の人、特に家族の健康のためにも禁煙をお勧めします。

◆卒煙への第一歩
たばこをやめたいと思っているかたへ…

▽長崎市禁煙サポート事業
薬剤師の指導を受けながら、ニコチンパッチを使用して8週間の禁煙プログラムに挑戦できます。4週間分(約1万円)のニコチンパッチを助成します。

▽肺年齢測定と禁煙相談会
肺年齢を測定することで、実年齢との差に落胆し、それをきっかけに禁煙に挑戦したかたもいます。詳しくは市ホームページで。

▽長崎市禁煙支援ネットワーク
病院や歯科医院、薬局があなたに合った禁煙方法や禁煙に関する情報を提供します。

問合せ:健康づくり課
【電話】829-1154

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