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-あなたの一歩を応援します-発見!トライ人

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長崎県長崎市

ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?

■『軍艦島が映える海を守る』挑戦
team長崎シー・クリーン 出水 享(でみずあきら)(デミー博士)さん

▽トライ年表
2021年4月
・ボランティア団体「team長崎シー・クリーン」発足
・海岸清掃を始める
2022年7月
・子供たちへの環境教育を開始
2023年3月
・コカ・コーラ環境教育賞最優秀賞を受賞
2024年3月
・イカの産卵場所づくりを実施

◆大好きな風景のためにできること
大学生の頃に初めて海岸から軍艦島を見た出水さん。その特徴的なシルエットに感動し、とりこになったそう。軍艦島に上陸したときに、予想以上に老朽化が進んでいることに驚き、学生時代に学んだ技術を生かして軍艦島を守りたいと考えるように。その後、長崎大学に研究員として就職し、軍艦島の研究に打ち込みました。
研究を進める中で、老朽化が著しい軍艦島を修復することは難しいが、きれいな海を維持することで大好きな風景を守ることはできると考えた出水さんは、海を守るための取り組みを行う団体「team長崎シー・クリーン」を設立。日本の渚(なぎさ)100選にも選ばれた高浜海岸など、軍艦島の見える海岸を未来に残すため、海岸に流れ着いたごみを定期的に清掃しています。また、団体の取り組みを続けていくために、活動に参加した子供たちへの環境教育も同時に行っている出水さん。昨年はコカ・コーラ環境教育賞の最優秀賞を受賞しました。この他にも、海に住む生き物の保全活動として、地元の漁師協力のもと、近年減少傾向にあるイカの産卵場所をつくるなど、「軍艦島が映える海」に住む生き物を守る活動をしています。また、自身を「デミー博士」と称して、軍艦島の魅力をSNSで伝える活動も行っています。
今では、清掃活動に100人以上が集まり、活動がない日でもごみを拾う人が増えているそう。このおかげで、海岸のごみの量は徐々に減っているといいます。大好きな風景を守るための出水さんの挑戦はこれからも続きます。

◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽知見を広げてくれる仲間
「人は知っていることしか選択できない」と語る出水さん。多くの仲間との交流によって知見が増え、たくさんの選択肢が生まれるそう。team長崎シー・クリーンの幅広い活動も知見を広げてくれる仲間の存在があってのものだと教えてくれました。

▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。

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