ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?
■『あそびで人と人をつなぐ』挑戦
一般社団法人 トムテのおもちゃ箱
▽トライ年表
2004年8月
・前身団体である「長崎グッド・トイ委員会」設立
2008年4月
・「トムテのおもちゃ箱」に名称を変更
2013年/2021年
・上長崎地区/小江原地区にそれぞれ子育て支援センターを開所
2024年3月
・カードゲーム「ギョっと」のご当地版を制作
◆20年の経験を生かした遊びの場づくり
「あそびでつながる!」を合言葉に、ボードゲームなどの遊びで、多世代での交流の場をつくっているトムテのおもちゃ箱。活動を始めたきっかけは、当時子育て中だった代表の髙野さんが安心して子育てできる場所が欲しいと感じたことだそう。そこで、前身団体である「長崎グッド・トイ委員会」を設立し、おもちゃの貸し出しを通じた子育て支援活動の取り組みを始めました。その後、「トムテのおもちゃ箱」に名称を変え、遊びを通じて多世代で交流するワークショップの開催や子育て支援センターの運営を行うなど、年々活動の幅を広げています。前身団体での活動も含めると今年で20周年を迎え、これまで参加者として遊んでいた子供たちが、今ではボランティアとして活動のお手伝いに来てくれることもあるそう。そんなつながりが活動のモチベーションになっているとメンバーは嬉しそうに話します。
昨年度、これまでの活動で得た経験を生かし、魚釣りを題材にした人気カードゲーム「ギョっと」のご当地編を全国で初めて制作しました。このゲームには、長崎に馴染みのある釣り場や魚が登場するため、遊びながら長崎の魚について知ることができます。今後は市内の放課後児童クラブ(学童保育)などを巡り、「ギョっと」で遊びながら、水産資源に恵まれた長崎の魅力を多くの子供たちに伝えていきたいそう。そして、子供たちだけでなく幅広い世代の多くのかたに、交流のきっかけとなる遊びの場を提供していきたいと話します。ぜひ参加してみては。
◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽遊びから生まれるつながり
子どもも大人も一緒になって楽しむことができるボードゲームなどの遊び。遊びがコミュニケーションの一つの道具となって、普段はなかなか話す機会がない地域の人と仲良くなったり、別の学校に友達ができるきっかけにもなるんだとか。
▽あなたの気になるトライ人募集!
市内で新たな一歩を踏み出す人、または挑戦を支える「トライ人」を募集しています。自薦・他薦は問いません。市ホームページかはがきでご応募ください。
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