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自治体の皆さまへ

令和7年 初春

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長崎県長崎市

◆100年に一度のその先へ

新年おめでとうございます。 
健やかに新春をお迎えのこととお慶(よろこ)び申し上げます。 
昨年、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞するという朗報がありました。これは被爆体験の継承と核兵器廃絶に向けた長年の努力が国際社会に認められた証です。被爆80周年の節目を迎え、被爆者なき時代が迫る今、平和のバトンを未来へつなぐことが私たちの大切な役割になっています。今回の受賞を追い風に、被爆地の悲願である核兵器廃絶に向け、原爆の悲惨さや平和の尊さを国内外に伝えていきます。 
長崎市では、長崎駅周辺の再整備が進み、長崎スタジアムシティも開業するなど、新たなまちの基盤ができつつあります。100年に一度とも言われるまちの変革期の次のステップは、市民の皆さまが生活の変化の実感や期待感などを持てるようなまちのコンテンツづくりです。長崎スタジアムシティではスポーツの試合やライブなどのエンターテインメントで盛り上がり、今年は地元の食や文化を楽しめる「つきまち長崎横丁」も開業します。新たなまちの基盤を生かし、その効果を最大化するため、にぎわいをまち全体へ広げ、持続可能で力強い経済を再生していきます。 
また、経済再生とともに人口減少対策の「車の両輪」となるのが少子化対策です。昨年、保育所などに同時に通う場合の第2子の保育料を無償化しました。今年は本市の子育て応援情報サイト「イーカオ」のリニューアルを行い、子育て家庭に必要な情報をより分かりやすく伝えていきます。 
本年も皆さまの意見をお聞きしながら、「オール長崎」の体制で市政に取り組んでまいります。 
本年が、皆さまにとりまして幸せに満ちた一年となりますよう心からお祈り申し上げます。

◆長崎らしく未来を拓(ひら)く

あけましておめでとうございます。 
幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 
昨年10月、民間による地域創生事業としてサッカースタジアムやアリーナ、商業施設などが一体的に整備された長崎スタジアムシティが開業し、周辺ではイベント時はもとより、平常時においても、これまでなかった人通りやにぎわいが生まれました。長崎に新たな活気が呼び込まれたことをうれしく思いつつ、今後は行政や民間の動きと連携を図りながら、更なる経済効果の波及や長崎市域全体の活性化につながる取り組みが必要であると考えています。 
そして、今年は原爆投下から80年という節目の年を迎えます。被爆者が悲惨な被爆の実相を伝えていくことが難しくなりつつある今、その継承や平和への希求は最も重要となっています。そのような中、被爆者の立場から核廃絶を訴え続けている日本原水爆被害者団体協議会がこのたび栄えあるノーベル平和賞を受賞されましたことは、誠に喜ばしい限りです。また、高校生平和大使をはじめ、国内外において多くの方々が積極的な取り組みを行うなど、次代を担う若い世代の力も大きなものとなっています。私共も、先代から受け継いできた平和への願いを絶やすことなく、「長崎を最後の被爆地に」と強く訴え続け、世界中の人々と共に手を携え、核兵器のない恒久平和な世界を実現するために、全力を尽くしてまいります。 
もとより、地方行政での二元代表制の一翼を担う者として、議会融和を図りながら、市民の皆さまの負託に応えるべく、その責務を誠心誠意努めていく所存です。 
本年が、皆さまにとりまして素晴らしい一年でありますよう、心からお祈り申し上げます。

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