文字サイズ
自治体の皆さまへ

つなごう!未来へ 島原半島ユネスコ世界ジオパーク

33/45

長崎県雲仙市

■長崎県では珍しい島原半島の水力発電所
雲仙市千々石町には現在も稼働している水力発電所がありますが、その昔、南島原市にも水力発電所があったことをご存じでしょうか。今回は、西有家町にある長崎観光100選の1つ「戸ノ隅の滝」付近にある水力発電に関する“遺構”について紹介します。
戸ノ隅公園から滝に向かって階段を降りると、道端に草木で覆われ、現在使用されていない“水路”があります。
有家川上流の「戸ノ隅の滝」は、高さ15m、幅5mと島原半島で屈指の規模を誇ります。この貴重な水量に注目した先人が、1914年に水力発電所を建設。この時、発電用の水を引くために作られたのが、現在見られる“水路”です。当時は「有家発電所」と呼ばれ、有家町から加津佐町まで電気を供給していたそうですが、わずか4年後に稼働を終了。雲仙地獄から湧き出た酸性の温泉水の影響で、錆びて使えなくなってしまったためです。それから同時代の南島原地域の電気は、千々石の水力発電所から供給されました。有家発電所は、今は面影もありませんが、その名残である水路が往時を偲ばせています。

問合せ:島原半島ジオパーク協議会事務局
【電話】0957-65-5540

◆第62回 ジオ空教室開催!
島原半島の歴史・文化・自然とそれを支えるジオの魅力をその道のプロが楽しく紹介します。

夏休みのわくわく体験!
~サップとアクセサリー作りで海について学ぼう~

ジオパークの見どころをサップ体験しながら見学します。海のゴミ拾いをしたあと、海洋ゴミに関する話やアクセサリー作りを行います。
日時:8月26日(土)午前10時~午後1時
(午前9時30分受付開始)
場所:南島原市加津佐前浜海水浴場
B and G海洋センター
費用:無料
※18歳未満は、保護者同伴。
小学4年生未満は、保護者と2人乗りのサップとなります。
定員:10人
申込締切:8月16日(水)
※服装や持参品など詳しくはお問い合わせください。
申込方法:氏名・住所・性別・生年月日・電話番号を記載したメールまたはお電話でお申し込みください。
【E-mail】info@unzen-geopark.jp

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU