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教えて市長!

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長崎県雲仙市

このコーナーは毎回テーマに沿った市長インタビューを掲載します。

◇テーマ「観光再始動事業」

―訪日観光客呼び込みを目指して、観光庁が自然や文化体験ツアーなどを支援する「観光再始動事業」についてお伺いします。

〔金澤秀三郎市長〕観光再始動事業は自然や文化、食、スポーツなど地域の観光資源を掘り起こし、新たな視点で活用することを条件に、全国でいろいろな事業が動きだしました。

―本市ではどんな事業が計画されていますか。

〔市長〕雲仙観光局がさまざまな事業を計画しています。代表的なものとして、ヘリコプターで島原半島を遊覧する空のツアーです。平成新山を中心に、火山とともに形成されてきた島原半島を大空から眺めることで、大地の恵みと半島誕生のドラマを感じてもらう事業です。

―自然を大空から感じてもらう取り組みですね。ほかにはどんな企画がありますか。

〔市長〕本市は昭和初期、外国人の避暑地として栄えていました。長崎市の茂木港と小浜港は航路で結ばれ、多くの外国人が海を渡って本市を訪れていました。「外国人が愛した避暑地」としての歴史をひも解きながら、当時のルートをたどるガイドツアーも検討されているようです。

―避暑地として外国人に親しまれていた歴史に光を当てる企画ですね。このほか、食を生かした企画などがあれば教えてください。

〔市長〕本市は昔から食材の宝庫でした。かつて外国人たちが野外でテント(天幕)を張って、食事などを楽しんだことに着想を得た「天幕レストラン」も計画されています。食材は全て半島産でそろえ、それぞれの生産秘話などを交えながら食事を楽しんでもらいます。大自然の中で、目も舌も心も満足してもらうイベントを目指しているそうです。

―いろいろなコンテンツが動きだしているようですね。

〔市長〕このほかにも雲仙地獄や、かつて修行僧が通った歴史などにスポットを当てた企画などを準備しているようです。また、本市は訪日富裕層の誘客を国が支援する全国11のモデル地区に「鹿児島・阿蘇・雲仙」エリアとして選定されています。モデル地区に選定されることで、高付加価値なインバウンド観光地づくりに向けた集中的な支援を国から受けられる仕組みとなっています。こうした支援制度を活用しつつ、今後も観光局と手を取り合いながら、官民一体となって本市が持つ観光資源の磨き上げを進めていきたいと考えています。

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