■雲仙の第一村人の石器!?(松尾遺跡)
松尾遺跡は、国見町多比良の標高約60mの位置に存在しており、遺跡の西側には多比良川が流れています。平成8年~平成9年にかけて金山地区基盤整備に伴い発掘調査を実施しました。
遺跡からは、3万年以上前と考えられる、旧石器人の石器が見つかっています。当時はまだ日本列島に人類がやってきて間もいないころ。雲仙にやって来た人類たちはどのような暮らしをしていたのでしょう。当時は氷河期、雲仙で暮らす動植物も今とは違い、私たちの知る雲仙とは全く異なる風景が広がっていました。厳しい自然の中を生き抜いて、現在まで続く「雲仙の歴史の始まりの石器」かもしれません。
松尾遺跡の石器は、雲仙市歴史資料館企画展『旧石器時代の島原半島-雲仙の第一村人は誰だ!-』で展示しています。雲仙の旧石器人の痕跡をたどってみませんか。
◆企画展「旧石器時代の島原半島」
ー雲仙の第一村人は誰だ!ー
雲仙市歴史資料館国見展示館では、企画展を開催しています。ぜひご来館ください。
期間:11月30日(木)まで
場所:雲仙市歴史資料館 国見展示館(入場無料)
国見町神代丙178
【電話】0957-78-2334
休館日:土・日・祝日
※11月19日(日)は開館します。
問合せ:生涯学習課
【電話】0957-47-7864
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