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自治体の皆さまへ

教えて市長!

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長崎県雲仙市

このコーナーは毎回テーマに沿った市長インタビューを掲載します。

◇テーマ「シティプロモーション」

―今回はシティプロモーションについてお聞きします。まず、シティプロモーションというのはどういったものでしょうか。
〔金澤秀三郎市長〕簡単にいうと「自分のまちをどう見せるか、どう見せたいか」を考えることです。地域の魅力を内外に発信して人を呼び込み、地域経済を活性化させる活動は、これまでも観光振興や移住対策などで続けてきました。一方で、自治体を宣伝するという視点での施策は、あまりやっていませんでした。

―今年度から取り組んだことを教えてください。
〔市長〕せっかくやるのであれば、雲仙市でしかできないことをやろうと思いました。そして、一番重要なことですが、「嘘をつかない」こと。見せかけの物をやらないようにしようと、市役所の中でも議論を重ねてきました。例えばタレントを使って冊子をつくろうなど、構想段階ではいろんなアイデアがでてきました。その中で、映画「湯道」の脚本を務め、小浜温泉のおたっしゃん湯のファンでもある小山薫堂さんに雲仙市のプロモーション企画をお願いしました。9月、小山さんのほかプロの写真家を招いて写真対決を行い、公開収録には約220人が足を運んでいただきました。会場の皆さまには、写真を通じて「外部の人から見た雲仙市」の姿を感じてもらえたと思います。今回撮った写真を活用して、オリジナルのガイドブックを作っていただく予定です。

―今後の展開は。
〔市長〕これまでも、種採り野菜やデザイナーといった各分野のキーマンを通じた関係人口の拡大を、少しだけお手伝いをしてきました。そういったキーマンたちの思いに共感した人が、移住を決断して集まって来ています。これは雲仙市が持つ魅力がきちんと伝わったものだと捉えています。この流れを止めることなく、加速させるような支援ができればと思います。シティプロモーションに完成形はありません。試行錯誤しながら、これからもいろいろな施策を講じていきます。肩ひじ張らずに、素のままの雲仙市を見てもらい、感じてもらうようなシティプロモーションを、市民の皆さまと一緒につくり上げていきたいと思います。

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