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教えて市長!

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長崎県雲仙市

このコーナーは毎回テーマに沿った市長インタビューを掲載します。

○テーマ「観光統計」
―令和4年の観光統計によると、日帰り客、宿泊客ともに増加しました。
〔金澤秀三郎市長〕コロナ禍で大幅に減少した令和2、3年と比べると、ようやく復調の兆しが見えてきました。観光客延べ数は189万2,115人で前年比18.5%増加しました。このうち日帰り客は128万9,646人(前年比14.5%増)、宿泊客は60万2,469人(同28.2%増)でした。

―増加はしましたが、コロナ前の令和元年の数値と比べると、まだ大きな開きがあるようですが。
〔市長〕令和元年の観光客延べ数は約275万人で、昨年と比べて約86万人の差があります。一方で、近年は100室規模だった宿泊施設が個人旅行者の受け入れを中心としたリニューアルを進めるなど、市内全体の客室数は減少しました。これからは宿泊客数を追い求めるのではなく、観光客一人ひとりの観光消費額に着目することが重要です。観光客の満足度を高め、長期間滞在を促すことで、市内でお金を使っていただく「稼げる地域」になれるよう、観光消費額をどう上げていくかがポイントになります。

―観光消費額はどう変化しましたか。
〔市長〕全体では152億8,553万円で、前年比24.3%増加しました。1人当たりの単価では、日帰り客は5,528円で前年と同額でしたが、宿泊客は2万9,045円で前年比6.7%増加しました。各施設が個人旅行者向けに、より過ごしやすい環境設備を充実させたことで、1部屋あたりの宿泊単価と連泊数の上昇につながったことが大きな要因と考えます。

―今後の展望は。
〔市長〕本市の基幹産業は、農業を中心とした1次産業と観光業です。今後は、国内外の観光に規制が無くなり、今以上に観光客の動きが活発化してくることが予想されます。1次産業と観光を組み合わせ、新たな本市の価値を生み出していくことが求められます。観光は社会情勢に大きく左右される産業です。多種多様な業種と連携して、苦境でも足元が揺るがない産業としての確立を目指していきます。

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