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教えて市長!

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長崎県雲仙市

このコーナーは毎回テーマに沿った市長インタビューを掲載します。

○テーマ「防災対策」
―近年は、毎年のように全国各地で豪雨、大型台風による甚大な被害が発生しています。雲仙市の場合、急傾斜地も多く、土砂災害への注意が特に必要だと感じます。
〔金澤秀三郎市長〕中山間地域が多い本市では、土石流や地滑りなどの恐れがある土砂災害警戒区域等に662カ所が指定されています。

―令和3年8月に雲仙地区で発生した土砂災害では、3人が犠牲となり、1人が重傷を負う被害が発生しました。昨年も大型で非常に強い台風が接近しました。
〔市長〕令和3年8月豪雨での雲仙岳における降水量は、降り始めからの9日間で、8月の平均値の4倍以上となる約1290mmを記録しました。土砂災害が発生した小地獄地区と雲仙温泉街では現在、国や県と連携して治山工事を進めています。また、昨年9月に九州に上陸した台風14号では、最大510世帯、907人が避難所へ避難しました。今年8月に台風6号が接近した際にも、市内11カ所に避難所を開設しました。

―防災、減災のために市が取り組んでいることを教えてください。
〔市長〕地域の防災力向上を目的に、各地区で自主防災組織の結成促進を進めています。自治会や自主防災組織が行う避難訓練などの地域防災活動に対しての助成や、地域に職員らが出向いての防災出前講座で防災意識の高揚を図っています。

―市民ができる対策はどういうものがありますか。
〔市長〕災害から身を守るためには、早めの避難が重要です。まずは市の防災マップで、ご自身が住む地域や職場にどんなリスクがあるのかを把握し、日ごろから避難場所や避難経路を確認しておくといった災害への備えをお願いします。市では、台風や大雨などにより災害発生の可能性がある場合、明るいうちから避難所を開設するなど、空振りを恐れずに市民の安全を第一に対応していきます。「自分の地域はみんなで守る」という共助の意識を市全体で共有しながら、災害に強いまちづくりを進めていきます。

8月号の「教えて市長!」でお伝えした令和4年観光統計の観光消費額について、確定値が出ましたので、お知らせします。観光消費額の総額は146億7,530万円(前年比22.6%増)、宿泊客の観光消費額単価は2万6,872円(前年比4.4%増)となりました。

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