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■今月の表紙
雲仙市産業まつり、メインは魚のつかみ取り。大人も子どももハマチに向かってまっしぐら。絶対に離さない粘り強さで大物をゲットし、明るい年になりそうです。
■ぽつり
(広報担当の独り言)
コロナウイルスが猛威を振るっていた時代はおとなしかったインフルエンザウイルスが、ここにきて大暴れしている。我が家も流行に乗り、娘と息子がそれぞれ感染した。普段は元気すぎるくらいの我が子が、数日間熱でぐったりしている姿を見ると、何をさておいても「健康が一番」と改めて感じる。
思えば出産時もそうだった。「どうか健康に、元気に生まれてきてくれますように」。子どもを授かった感謝とともに、それだけでいい、と願った。
けれど、成長するにつれどうだろう。「友だちができたらいいな」から始まり「勉強もできた方がいい」「運動も頑張ってほしい」「努力できる子になってほしい」と、どんどん願いは増えていき、「ちゃんとしなさい」と日々の要求に変わる。「我が子のため」という枕詞で、さも当然のことのように。もちろん、「我が子のため」も嘘ではない。でも、「親として安心したい」という気持ちが大きいのも隠せない。
お正月に食べるおせち料理には、さまざまな意味が込められている。その中のひとつ、「無病息災」。我が子と、あと何回一緒にお正月を過ごせるだろう。親の心配もそこそこに、子どもが元気で笑顔でいることをお祈りしよう。「それだけでいい」と願ったあの頃のように。
(奈)
■広報うんぜん vol.219
令和6年1月1日発行
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