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自治体の皆さまへ

令和6年 新年のごあいさつ『謹賀新年』

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長崎県雲仙市

雲仙市長
金澤 秀三郎

新年、あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
3年以上にわたり世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に感染症法上の位置づけが5類へ移行されましたが、エネルギー価格や食料価格などをはじめとした物価高騰が長期化し、市民生活に多大な影響を与えております。
昨年を振り返ると、物価高騰などへの経済対策を優先しながらも、第2次雲仙市総合計画後期基本計画に基づき、市民皆さまのご理解とご協力によりさまざまな事業に取り組むことができました。
暮らしと安心の分野につきましては、人口減少の克服に向けて、結婚新生活支援補助金の対象拡充など、「雲仙市新・子育て応援パッケージ」の充実を図るとともに、全天候型子どもの遊び場につきまして、基本計画の策定に向けて取り組んでおります。また、子どもなどの医療費の一部を支給する福祉医療費支給事業において、4月から高校生世代まで対象を拡大するとともに、10月からは、一時的な費用負担や申請手続などの負担軽減のため、小・中学生を対象に現物給付による助成を開始いたしました。
産業と交流の分野につきましては、農業分野において、県営農地整備事業や小規模団地の農地整備における事業化の推進など、生産基盤の強化に努めたほか、基幹農道である雲仙グリーンロードの長寿命化などに向けた補修工事に着手いたしました。観光分野では、雲仙観光局と連携し、本市全体の観光戦略の策定に向けたブランドコンセプトやエリア別の戦略策定を進めているほか、昨年3月に観光庁の地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりのモデル観光地に選定されたことなども踏まえ、本年3月に国立公園として指定90周年を迎える雲仙地域の豊かな自然を融合した観光コンテンツの造成を進めております。
社会基盤と環境の分野につきましては、高規格道路「島原道路」において、11月に森山東から森山西の区間が開通したほか、愛野・小浜間の幹線道路整備において、「国道57号富津防災」の計画的な予算確保と事業促進に向けた関係機関への要望活動に取り組みました。再生可能エネルギーの活用については、2月に行った「雲仙市ゼロカーボンシティ宣言」の実現に向けた具体的方策などを整理するため、「雲仙市地球温暖化対策実行計画」の改定に取り組んでおります。
人財と郷土の分野につきましては、安全・安心な教育環境の整備に向けて、学校施設の外壁などの改修、電子黒板の更新など、教育環境のさらなる充実を図りました。また、新型コロナウイルス感染症の5類移行等の状況を踏まえ、10月に4年ぶりとなる市民運動会を開催するなど、文化・スポーツ事業の推進を図りました。
協働と戦略の分野につきましては、市民皆さまの利便性向上や業務効率化を図るため、新たにマイナンバーカードなどを活用した証明書のコンビニなどでの交付や窓口における住民異動等申請手続きの簡略化を図る「書かない窓口」の開始に向けて準備を進めております。
私も、市長就任から早いもので11年が過ぎようとしており、3期目の任期もあと1年となりました。これまで、さまざまな会合で市民皆さまのご意見などを拝聴しながら、施策立案に繋げてまいりました。
今後も、本市の最重要課題である人口減少問題に加え、各産業の担い手、後継者不足への対応などに全力で挑んでまいりますので、さらなるご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。
結びに、雲仙市にとりまして、本年がさらなる飛躍の年となるよう、また、市民皆さまの笑顔が絶えない希望に満ちた年になりますことを祈念いたしまして、新年の挨拶といたします。

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