■テーマ 男女共同参画
近年、性別による差別や不平等をなくそうという動きが世界的に広まっています。本市でも、男女の分け隔てなく、誰もが活躍できる社会の実現に向け、令和3年12月に制定した「雲仙市男女共同参画推進条例」に基づき、さまざまな取り組みを続けているところです。
しかしながら、まだまだ社会全体において、男性優位のしきたりや、「女だから~すべき」「男だから~すべき」といった、性別による無意識の偏見もあるのが現実だと思います。
女だから、男だから、と性別によって役割を決めることは、ひとりひとりが個性や能力を発揮し、生き生きと活躍する機会を奪うことになり、ひいては、若者の流出などにもつながってしまいます。
こうした問題に関心を持っていただくため、11月24日に、女性学の第一人者である東京大学名誉教授上野千鶴子さんのオンライン講演会を開催します。社会全体の性差別と向き合ってこられた上野さんのお話を聞くことで、誰もが生きやすい地域社会のあり方について、考える機会になるのではないでしょうか。
職場でも、家庭でも、地域でも、男女平等を「自分ごと」として実感できるまちづくりに、市民ひとりひとりが意識を持って取り組んでいかなければなりません。
講演会をきっかけに、ぜひ考えてみませんか。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>