■アルコールと健康
~お酒との付き合い方~
年末年始は、飲酒する機会が多い時期です。
アルコールは、コミュニケーションを円滑にし、ストレス発散、食事を美味しくしてくれますが、慢性的な飲みすぎは、健康に影響を及ぼします。アルコールによる健康被害を防ぐために、お酒との付き合い方を知っておきましょう!
◆“飲みすぎ”ってどれくらい?
1日あたりの純アルコール量として、男性:40g以上 女性:20g以上を飲むと、“飲みすぎ”となります!
『純アルコール量』は、図のように近年ラベルに表示されるようになってきています。
例)純アルコール量19.6g(350ml あたり)
※詳細は本紙12ページをご覧ください
お酒を飲む前に確認して、参考にしましょう。
他のアルコール飲料の純アルコール量は、下の”アルコールウォッチ”から確認できます!
◆飲みすぎによる影響は?
飲酒は、肝臓だけでなく、身体中に影響を及ぼします。
また、判断力や運動機能などの低下によって交通事故や転倒・転落などの事故につながる可能性があります。
●過度な飲酒による臓器への影響
▽脳
・認知症
・脳出血
・うつ病
▽喉・食道
・口腔がん
・食道がん
・咽頭がん
▽心血管系
・高血圧
・虚血性心疾患
▽肝臓
・脂肪肝
・肝硬変
・肝がん
▽すい臓
・糖尿病
・膵炎
・膵がん
▽その他
・痛風
・脂質異常症
お酒を減らすことで、以下のような効果が期待できます!
□血圧が下がる
□血糖値が下がる
□体重が減る
□尿酸値が下がる
□肝機能が改善するなど
◆お酒を飲むときに気を付けることは?
以下のようなちょっとした工夫で、飲みすぎを防ぐなど、心身ともにお酒を楽しむことが出来ます。
(1)自分の飲酒状況等を把握する
厚生労働省が作成した“アルコールウォッチ”では、「どのくらい純アルコール量を飲んだか」、「どのくらいでアルコールが抜けるか」の目安が分かります。
飲酒状況の把握のために活用してみてください
(2)あらかじめ量を決めて飲酒する
自分で飲む量を決めることで、飲みすぎを避けることにつながります。
(3)飲酒前・飲酒中に食事をとる
血液中のアルコール濃度を上がりにくくします。
(4)飲酒の合間に水などを飲む
アルコールの分解・吸収をゆっくりにします。
(5)休肝日を設ける
“毎日飲み続ける”を避けましょう。
問合せ:健康づくり課
【電話】0957-47-7876
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