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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信 vol.39

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長崎県雲仙市

みなさんこんにちは!「協力隊てなんしょっと?」という声を聞き、協力隊通信として隊員の活動をお知らせしていきたいと思います。

こんにちは、ミヤマキリシマ調査員の山本です。今回は、雲仙の草原とミヤマキリシマの歴史についてお話したいと思います。
雲仙は昔、牛や馬の放牧が盛んな地域で、江戸時代には島原藩主により山へ火を放つこととミヤマキリシマなどのツツジを採取することが禁じられていました。そのため、雲仙ではツツジが焼けず、採られなかったため、山々には放牧によってできた広大な草原とツツジ群落があったそうです。昭和初期では、雲仙地域のツツジ群落面積はなんと880ヘクタール!熊本県の阿蘇地域のような火入れによって草原を維持している場所とは、大きく異なる景色が広がっていたことでしょう。
残念ながら現在は群落のほとんどが消失していますが、少しでもいにしえの風景が取り戻せるよう保全活動を続けていきます。

文:雲仙市地域おこし協力隊
ミヤマキリシマ調査員(観光物産課)
山本 哲也

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