■内屋敷(うちやしき)遺跡から発見された刀
昨年夏に調査を行った内屋敷遺跡(国見町)からは多くの室町時代のお墓が見つかりました。ほとんどのお墓には、土製の皿(土師皿(はじざら))が一緒に埋められていましたが、一つだけ「刀」が添えられているお墓がありました。刀身は約33cmで、刀の表面には木片が付着しており、埋葬時は鞘(さや)に収められていた可能性があります。
発見された刀は土やサビが付着した状態で、そのままではサビが広がってしまいます。そのため、長崎県埋蔵文化財センター(壱岐市)で、土やサビを落とし、樹脂でコーティングする作業を行っています。刀の保存作業終了後は、国見展示館で展示を行う予定です。その際はぜひ実物をご覧ください。
◆企画展「神代鍋島家の収蔵品展~明治の煌めき~」
雲仙市歴史資料館では企画展を開催しています。
入館無料です。ぜひご来館ください。
日時:5月2日(木)まで(土日・祝日休館)
場所:雲仙市歴史資料館 国見展示館
(国見町神代丙178)
【電話】0957-78-2334
問合せ:生涯学習課
【電話】0957-47-7864
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