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教えて市長!

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長崎県雲仙市

このコーナーは毎回テーマに沿った市長インタビューを掲載します。
テーマ「令和6年度予算」

―令和6年度の当初予算は309億7,619万4千円で、前年度比11億7,592万2千円増(3.9%増)でした。

〔金澤秀三郎市長〕本年度の予算では、移住・子育て支援関連施策のさらなる充実や、農業生産基盤の強化、主要道路の整備促進など、従来の取り組みを着実に継続させることを念頭に編成しました。

―新たに取り組む事業を教えてください。

〔市長〕子育て支援関連では、市内の小・中学校の給食費を無償化する「学校給食費補助事業」(1億6,438万1千円)を盛り込みました。経済的負担を減らすことで、より安心して子育てができる環境整備を図ります。こちらは市外の学校に通う児童生徒も対象となります。
農業分野では、本市特有の伝統野菜や種採り農業に代表される有機野菜について、生産から消費までを一貫して支援する「有機農業推進事業」(595万4千円)に取り組みます。本市農産物の付加価値を高めるため、農家や事業者だけでなく、地域ぐるみで有機農業を推進していく「オーガニックビレッジ宣言」を行えるよう、研究していきます。

―そのほかに取り組む事業は?

〔市長〕今年3月に雲仙が国立公園指定90周年を迎えました。この機を逃さず観光振興を図り、10年後の100周年につながる継続的な取り組みを促す「国立公園振興事業」(1,961万7千円)を計上しました。
また、市内事業者の外国人雇用と受け入れ環境の整備を推進する「外国人雇用対策事業」(390万円)を新設しました。外国人を雇用する際、市内事業者が支払う保険料の一部を支援するもので、県内初の取り組みとなります。同時に「外国人相談窓口事業」を展開し、市民とともに外国人にも住みやすいまちづくりを目指します。

―本市の台所事情と見通しは?

〔市長〕将来に向けて財源不足に陥らないように、行政コストの削減や自主財源の確保を進めています。財政規模の見極めに努めながらも、子育て支援や主要産業の強化といった市の基盤を支える事業に対しては、時勢を捉えた思い切った施策が必要です。これからも未来を見据え、効果的な事業展開を研究していきます。

「教えて市長!」は、来月から新企画にリニューアルします。

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