■西頭遺跡(にしがしらいせき)
愛野町の桃山田地区基盤整備事業に伴い、令和2年に発掘調査を行いました。標高約112mの所に位置し、遺跡の北側には今木場川が、東側には愛野ゴルフ場があります。
調査では、縄文時代早期(約1万年前)の一野式土器(ひとのしきどき)などが発見されました。一野式土器は(ひとのしきどき)、一野遺跡(ひとのいせき)(島原市)から発見されたことから名付けられました。筒状の形をしており、土器の外側上半分にはアカガイなどの貝殻を用いて、縦と横に直線的に文様(もんよう)を施すという特徴をもちます。土器の表面には煤(すす)が付いており、煮炊き用のお鍋として使われていたようです。日用品として用いられていたものにも丁寧な文様(もんよう)を施すなど、当時の人々の豊かな遊び心が伝わってくるようです。
問合せ:生涯学習課
【電話】0957-47-7864
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