美食都市アワード雲仙市が受賞

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食文化と地域の魅力が融合した都市を選出する「2024美食都市アワード」を雲仙市が受賞しました。5月23日、千々石町のオーガニック直売所「タネト」で表彰式があり、在来種を育てる農業者や料理人の代表の方々と一緒に受賞を祝いました。
同アワードは美食都市研究会と専門誌「料理王国」が共同で創設。地域固有の文化と食の魅力を生かして地方の価値を高め、新たな文化やビジネスの創出に尽力した都市に贈られます。記念すべき第1回の受賞都市には雲仙市のほか、金沢市、鶴岡市、京丹後市、帯広市の計5都市が選ばれました。
表彰式では、橋爪紳也審査委員長が「伝統農法や在来種などを守り続けてきた生産者と、それを生かす料理人。それぞれが尊重しあって新たな食文化が生まれている」と選考理由を説明。金澤秀三郎市長は「全国に誇る生産者とシェフ、それを支えてくれる消費者の皆さまのおかげ」とお礼を述べました。
会場では雲仙市産の野菜を使った料理が振る舞われ、参加者らは笑顔で舌鼓を打ちながら食材の魅力を再確認していました。

▽ヴィッラ・デル・ニード
吉田貴文さん
国見町で生まれ育ち、地元の人たちから色々な事を学んだ。受賞は先輩方が信念を貫いてきた証し。

▽彩雲
宮下裕之さん
どう料理すればいいか、野菜の方が教えてくれる。土地が持つエネルギーと、「身土不二」の真意を体感している。

▽ロカンダ・デル・カンポ
宇治拓磨さん
信じられない光栄。雲仙市には食に惚れ込んで来る人が増えている。土地がいただいた賞だと感じる。

▽雲仙福田屋料理長
草野玲さん
雲仙市の野菜は感動を与えてくれる。世界に誇れる野菜ということを目に見える形で表彰していただいた。

▽ビアード
原川慎一郎さん
これからも色々な料理に挑戦したい。食をキーワードに、まちがどこまで発展するのかワクワクしている。

▽雲仙市伝統野菜を守り育む会
馬場節枝さん
活動を始めた頃は見向きもされなかったが、シェフの方々に感謝。夢のような1日。

▽種の自然農園
岩崎政利さん
食は人を引きつける。生産者の視点に料理人の視点が加われば、新たな種の未来が拓けると信じている。